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ﾌﾞｸﾌﾞｸ……ﾌﾞｸﾌﾞｸ……
🇯🇵
あれ……ここはどこだろう……？
🇯🇵
しかも……誰かの声も聞こえてくる……
🇯🇵
今にも泣き出しそうな……悲しき声が……
🇯🇵
誰かの助けを必要とする……声が……
🇯🇵
あ、そっか……ここは……
私の心の中にある傷なんだ
🇯🇵
そう、私は誰にも……｢本当｣の自分を出した事がない……
🇯🇵
殆どが……笑顔が描かれた紙を通じて、みんなと話をしたり……
🇯🇵
挨拶をしたり……時を過ごしたり……
🇯🇵
これはある意味、自分を傷つけてる｢自傷行為｣みたい……
🇯🇵
本当の自分を隠して、自分をねじ曲げて……生きてる……
🇯🇵
本当の自分を失うかもしれないのに……
🇯🇵
でも……いつから始めたのか、なぜこんな事をしているのか……
🇯🇵
自分でもよく分からない……
🇯🇵
ただ……
🇯🇵
みんなに迷惑とか心配をかけたくないとか……そんな理由で始めたのかな？
🇯🇵
何れにせよ……なぜ私はこんな……深い深い海のような場所にいるんだろ……
🇯🇵
んん……あれ？
🇯🇵
今のは、夢だったのか？
🇯🇵
まあ……とりあえず、準備してくるか……
しばらくして
🇯🇵
よし、準備ができた……
🇯🇵
あ、忘れてた……
そう彼は言うと、机の上にあった｢笑顔が描かれた紙｣を自身の顔に貼り付けた……
🇯🇵
これでよし。
🇯🇵
んじゃ、行って来ますか……
いつもの通勤道は、相変わらず沢山の人たちで溢れかえっていた。
日本と同じ会社へ向かう者、学校へ行く者、それかただ出かけに来ている者など……沢山いた。
もちろん、その中には日本の知り合いの者だっていた。
🇯🇵
相変わらず……人が多いな……
🇹🇼
あ、日本〜！
🇯🇵
あ、台湾……奇遇ですね。
🇯🇵
何処か行くんですか？
🇹🇼
うん、ちょっとあの野郎が僕を呼び出したんだよ。
🇯🇵
なるほど……
🇹🇼
んじゃ、そろそろ行かないと行けないから、またね(´▽`)ﾉ
🇯🇵
ええ、また(o・・o)/~
そう……日本が付けてる｢笑顔の紙｣は日本以外の者には見えない物なのだ。
だから、日本がどれほど傷ついているのか、嘘をついているのか……全く分からない……
🇯🇵
おはようございます。
🇯🇵
(本当は……挨拶なんてしたくはないけどなぁ……)
🇯🇵
(はぁ……今日も適当に終わらせよ)
た……け……
🇯🇵
ん？
苦……よ……た……て……
🇯🇵
一体誰の声だろ……
🇯🇵
はぁ……ようやく終わったぁ……
🇯🇵
早く帰って、ゆっくり休も。
🇺🇸
お！日本〜！
🇯🇵
あ、アメリカ産😊
🇯🇵
(また偶然にも知り合いと会ったなぁ……)
🇯🇵
奇遇ですね、何処か行かれるんですか？
🇺🇸
いや、今はその帰りだ。
🇺🇸
そうだ！ちょっと店によって話でもするか？
🇯🇵
え……は、はい😊
🇺🇸
んじゃ行くぞ！
🇯🇵
(本当は……早く帰りたいのに……)
🇯🇵
(まあ、ここで断ったら可哀想だし……)
そして帰り道
🇯🇵
アメリカさん……
🇺🇸
ん？
🇯🇵
今日はわざわざありがとうございました。
🇺🇸
ああ、いいんだよこれくらい😊
🇺🇸
……なぁ日本、ちょっといいか？
🇯🇵
ええ、なんでしょう……？
🇺🇸
お前……嘘ついてるだろ？
🇯🇵
え……？
その瞬間、日本が付けてた｢笑顔の紙｣が剥がれ落ち、日本が今にも泣き出しそうな素顔が顕になった……
🇺🇸
だってお前……よく自分より他人を優先する癖があるだろ？
🇺🇸
それも前々から……
🇺🇸
その時から……心配だったんだ……きっと無理しているんじゃないかってな。
🇺🇸
でも……そんなお前を助けたかったが……もし俺の言葉で余計に傷ついたらと思うと……
🇺🇸
怖くなって、助けれなかった。本当にすまなかった。
🇯🇵
…………
🇺🇸
だが、これだけは言わせてくれ。
🇺🇸
もう……自本当の自分を隠しながら生きていくのはもうやめてくれ。
🇺🇸
もう……お前が傷ついていく姿は見たくねぇんだよ……
🇯🇵
ぅぅ……ぅぅ……
🇯🇵
うわあああああん！(🇺🇸に抱きつきながら大泣き)
🇺🇸
それほど……無理してたんだな……
🇺🇸
だが、もう無理はするな。
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コメント
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嘘の笑顔と本当の笑顔って何かが違いますよね、、表情も同じです。苦しんでいることに気づいてもらえず、ただただ嘘の自分を被せてしまうだけ。すごく辛いですよね、、良かったら相談に乗りますよ。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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