学園長(蘆屋道満)
迎えに上がりましたよ。
佐野命
ちょうど良かった。
晴明の顔色がちょっと悪くなり始めてて。
学園長(蘆屋道満)
晴明くん失礼しますね。
俺は無事に晴明くんの寮へと着いた。
中へ入ろうとすると中から外に出ようとしてた佐野くんが出て来て晴明くんの容態が変化した事を告げた。
俺は晴明くんの部屋へと入り込んだ。
安倍晴明〈幼児〉
佐野くんとご飯を食べて数分したら、
頭がぼけ〜としてきた。
子ども特有の反応ではないことはすぐに理解できたが、痛みがないせいでなんとも言えない。
どうしよう,,,言葉を出そうにも口がうまく動かないから,,,
佐野命
大丈夫か?顔色が悪いぞ?
安倍晴明〈幼児〉
なん、、か、ぼーとする,,,ねんです。
僕に気づいた佐野くんが僕の体を心配してくれている。
やばい,,,,本格的にぼーとして、、、きて
佐野命
ねむ,,,,,,,,い。
学園長(蘆屋道満)
いま、、、、、、、
学園長(蘆屋道満)
安倍先生の容態が急変しました!
たかはし明
ではまずはベッドに寝かせてください。
学園長が能力で安倍先生を連れて来た。
彼の顔色は確かに青白く体調がすぐれないことは目に見えていた。
安倍晴明〈幼児〉
たかはし明
安倍晴明〈幼児〉
たかはし明
秦仲先生、枕を氷枕にしてください。
秦中飯綱
こちらの声に反応がない,
脳震盪か。軽めじゃないのは確かだな。
学園長(蘆屋道満)
晴明くんは大丈夫ですか?
たかはし明
ですが、幼児化している分、治療が難しくなっているのも事実です。
輸血が必要ではないのは幸いでした。
良くない結果は事実であっても、
不幸中の幸いという言葉は嘘ではないのだろう。
安倍先生を診た所、脳震盪で済んでいる。
それは不幸の中にある幸運だった。
たかはし明
嗚呼、そういう事か。
秦中飯綱
たかはし明
秦中飯綱
だけどそれがどうしたんだよ?
たかはし明
思っている以上に事は進んでいる事にね。
あ〜,僕、百々目鬼でよかったぁ。
だってこの薬のカラクリに 気付けたんだから
安倍晴明
あれ????此処何処だろう?
安倍晴明
、、ていうか声が元の僕だ。
柳田くんの言葉では1週間位はかかるって言ってたしやっぱりこれは夢?
mob
まんまと引っかかってくれたね。安倍晴明。
安倍晴明
夢だとしてもこれはただの夢ではないようだ。
mob
俺はただの夢魔さ。
mob
安倍晴明
mob
僕の目の前に夢魔が現れた。
この変な空間はコイツのせいだったのか。
安倍晴明
mob
安倍晴明
彼に手は出してないよな!!?
mob
自分の危険に他人を心配するなんて。
安倍晴明
それよりも柳田くんに何もしてないだろうな!?
mob
安心しろ。俺がしたのはあくまで薬のみにだ。
とケラケラと乾いた笑いで夢魔は僕へ話しかける。
柳田くんが無事で良かった。
安倍晴明
mob
幼児化にちょっとした細工をするのがな。
安倍晴明
mob
と揚々と夢魔は話し出した。
???
???
???
あんなにもわかりやすい気配が満ちていたというのに。
???
???
???
???
僕に見せてよ。
平和的な解決を。
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
次に書こうと思ってる話は、リクエストをくれた人がいたので、
別世界という体でこの話の続編という形にさせてもらいます。
主
主








