あ の 日 。
何 の 変 哲 も な い 、 唯 の 日 常 。
私 達 は 高 校 3 年 生 に 進 学 し た 。
進 学 祝 い 、 と 迄 は 言 え 無 い け れ ど 。
2 人 だ け で 、 満 開 の 桜 を 見 に 出 掛 け た 。
波 菜
月 島
波 菜
月 島
波 菜
月 島
波 菜
変 な の 、
私 に も 蛍 裙 に も 、 満 開 の 笑 顔 が 咲 い て い て 。
こ ん な 、 普 通 の . . . 何 時 も 通 り の 日 常 。
そ ん な 毎 日 が 大 好 き で 、 楽 し く て 、 大 切 で 。
私 の 宝 物 、 だ ッ た の に 。
月 島
記 億 の 片 隅 に 残 っ て い る の は 、
私 の 名 前 を 叫 び 乍 此 方 に 向 か い 駆 け 出 す 蛍 裙 の 姿 と
波 菜
目 前 に い る 筈 の 無 い 自 動 車 。
ド ン ッ
救 急 車 が 来 る 迄 、 差 程 時 間 は か か ら な か っ た 。
名 前 / 桜 庭 波 菜 / さ く ら ば は な
月 島 の 彼 女 。
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