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紬
先輩は、
紬
彼女とかいたり...するんですか？
指が震える
分かってる、こんな素敵な人に
彼女がいないわけない
すぐにつかない既読
30分から1時間くらいが私達の返信ペースだ
私はすぐに見ちゃうから、すぐに返したいけど、迷惑かもしれないと思って同じペースで返しちゃう
何十分後
優紀
いるよ
...
あっけない
よく分からない気持ち
涙も出ないし
あぁ、やっぱり
って感じ
...何て返そう
打っては消すを繰り返す
紬
そうなんですか！
紬
いいですね～
ほらまた“いい子”が出ちゃう
優紀
すぐ出来るよ
優紀
高校が1番青春だからね
優紀
出来たら紹介してな！
紬
先輩も青春真っ最中じゃないですか～！
紬
どうでしょ、出来ますかね～笑
私は仮面をかぶってる
先輩と話す時の私は
‘無理’で固められている気がして
紬
私の青春場所は高校じゃないの
受験期、私がなんで毎日塾に行ってたか分かりますか
先輩、すごく勉強頑張ってたじゃないですか
その姿が見たかったんです
紬
私が好きなのは先輩
その本心の2通は
そっと、心の中だけで送った
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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