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また 君に会えるのならば

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また 君に会えるのならば

2 - また 君に会えるのならば

♥

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2020年08月03日

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亜薇 は 俺の初恋だった

幼稚園からずっと一緒で 誰にでも優しい その 性格も 俺が笑うと 笑い返してくれる その笑顔も 大好きだった

6年前 亜薇 が 引っ越す時

駿佑

次会う時は………

次会う時は 俺の思い伝えるから。

つい 口に出ちゃって

亜薇

…グスッ……?

君が “どうしたの” って、そんな顔で見てきた時は

凄く焦った

駿佑

…ううん。何でもない

駿佑

行っておいで

そう言って 君の背中を押し 送り出した

何度だって

“また会える”

そう言ったけど

僕はね 本当は行って欲しくなかった 寂しいし ずっと一緒にいたかった

だからさ

亜薇

うん、待ってよ~

駿佑

あぁ、グッツも持って……

あの時 また 会えたのは 本当に 奇跡 だと思ったんだ

“亜薇 だ”

俺は1発で分かったよ

ちょっと 茶髪が混じった髪も 綺麗な瞳も

思い出せば変わってない

俺は懐かしく思ったよ

ただ 1つ 変わっていたとしたら

俺の方が 身長が高くなってた

俺の隣を通る時 僕より10cmぐらい 小さかった

俺 びっくりしちゃった

だからかな 君は気づかなかった

俺 結構傷ついたな

ねぇ きっと また会えるよね

また 君に会えるのならば

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