私は何をしても、ダメな人間。
生きていても、死んでいても、誰も悲しまない。
そう思っていた。
一あの日までは-
花恋
月、おはよう。
私には小学校の時からの親友がいる。
月
おはよっ!
この子は可愛くて、モテる。なんで私なんかの友達になってくれたのかもわからない。
-7年前-
私がまだ小学3年生の時。
私はクラスの女子、男子から暴力、暴言。簡単に言えば虐められていた。
でもそんな時。
虐められている私に声をかけてくれたのは月だった。
クラスの男子A
ほんと、しねよwきめぇんだよ!
クラスの女子グループ
クスッw
花恋
っ…。
この時の私は、話すことすら出来なかった。
自分の気持ちを、伝えられなかった。
そんな自分が、何よりも嫌だった。
月
そこの男子!!
…?誰…?
クラスの男子グループ
あ、やべっ。w
男子はいつの間にか、私の目の前にはいなかった。
月
花恋ちゃん、大丈夫?怪我とか、ない?
なんで、?なんで、こんな子が私に話しかけてきてるの…?その時の私は話しかけてくれている理由がわからなかった。
花恋
だ、大丈夫…だ、よ…。
月
ほんとに…?
花恋
あの…なんで、私に話しかけてきてるの…?
私は恐る恐る聞いた。
月
なんで…って、友達だから、だよ?
友達…?
花恋
私、月ちゃんの、お友達…なの、?
月
そうだよ!?
花恋
あ、り…がとう…
月
うんっ!
この時の私は、友達なんて、できるなんて思っていなかった
一生友達なんていないと思っていた。
そんな私に話しかけてくれた月は私の救いだった。
それが月との出会いだった。
第1話〜完〜