赤組

どうしてこうなった……！＿＿＿＿＿＿＿

昼休み

クラスメイトと雑談をしながら昼食を食べていた

せ〜んぱ〜い！！

突然廊下の方から聞き覚えのある声が聞こえた

それと同時に俺の方に全速力で走ってくるのが見えた

そんな話をしているともう教室に入ってきていた

突然後ろから抱きつかれた

ｷﾞｭｯ!

驚いてしまって思わず変な声が出てしまった

恥ずかしい……//

そんな会話をしていると後ろから声がした

急に『誘ってる？』なんて言われて勢いよく反応してしまった

それと同時に頬まで熱くなる

りうらに抱きつかれたまま恥ずかしいことを山程言われどんどん顔が熱くなる

どんどん話がずれていって誤解されそうで怖い

りうらのおかげで変な会話にならなくてすんだ

助かった…………

りうらが話しを続けた。嫌な予感がする………

バカッ！！りうらのバカッ！！

全く助かってないんですけど！！

さっきのくだりは何だったんだとため息混じりで言った

めっちゃ可愛い顔で覗いてくる…それは反則だろ！

りうらの顔が一気に暗くなる

そう言うとさっきまで暗かった顔がパァッと明るくなる

子犬みたいで可愛いなぁw

突然友達が話しかけてきた

放課後

友達に別れを告げると足早に生徒会室に行った

それから会議をし、生徒会が終わった

今はまだ5時前

まだ間に合う

待ち合わせに多少遅れてしまうかもしれないが頼まれたのに断ることはできない

急いで運ぼう

運びに終え現在時刻5時10分

………………10分も過ぎてしまった………

きっとりうら…いま頃怒ってるんだろうなぁ

そう思いながら急いで門まで行った

ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ

門まで行くとりうらが待っていてくれたのが見えた

そう言ってりうらに走って近づいた

あれ？怒ってない？

何度も軽く謝った

何も言われずに付きてきてと言われとりあえずついていってみることに

なぜか校舎にもう一度入り人通りの少ない校舎裏に来た

ドンッ

突然校舎の壁に押し付けられ、いわゆる『壁ドン』をされた

途端にどんどん顔が熱くなる

りうらの片手は壁に当てていて

もう片方は俺の手をいやらしく握っている

逃げることができない

そしてどんどん近くなっていく顔

もう恥ずかしくてパンクしそうだ

半分本当だけど半分嘘

本当は生徒会の仕事で先生に頼まれただけだから

帰さないって…………

空を見るとまだ明るいほうだけどもうちょっとすると真っ暗になりそうだ

急いで帰らないと親も心配してしまう

だけど俺からキスなんて………

しかもファーストキスだし！！

でも帰るにはキスしないと………

その言葉でハッとしてりうらの顔を見るとキス待ちだった

落ち着いて……心を落ち着かせて…………

……………………

内藤ないこ。いきます

ﾁｭｯ////

キスした恥ずかしさで目を反らしてしまった……

恥ずかしさで涙が出てきた

半泣き状態だ

俺はりうらに強引に引っ張られているように走ってりうらの家に行った

このあとは忘れられない夜になったそう………♡

𝑒𝑛𝑑