推しが逢いに来た/ジン編

ここ何処だろう

1面真っ暗、、、

誰の声？ そこに誰かいるの？

何も聞こえない 幻聴？

どんどん声大きくなってきてる

何も見えない

もう少しで着く

人影が見えた

その瞬間辺りがお花畑のようになっていた

ハッキリと顔が見えた

有名なアイドルですもの 知ってるに決まってる

なんだか懐かしい。

心が痛む。

私達どこかで会ったことあるの？

でもそんなわけない 私は日本に住んでる。彼は韓国に住んでる 会えるわけが無い。 ましてや私はごく普通の一般人 に対して彼はアイドル 世界が違うよ

じゃあ何かの病気？

病気だとしてもなんの病気？ 他に異常があるところは？ 特にない

おかしい

ジンオッパおとなしい

何故か悲しく見える

沈黙が続く。

そうジンオッパが言う

聞こえにくいけど 何となく聞こえた

『貴方に会いたい。』

それは私もです。

少し驚いてた でも

笑顔で返事をする。

あぁ、分かってしまった。

私は

叶わない恋をしたんだ

ﾋﾟﾋﾟｯﾋﾟﾋﾟｯ

いつもと同じ 変にリアルな夢だった

夢って分かってた

でも何か違う

お互いが通じあってる感じがあった

時計を見たらもうそんな時間だった

早くしないと約束に遅れる

私は、重い体を起こした

全然話の内容が入ってこない

ジンオッパが言った言葉が気になる

なんて言ったんだろう

って思うとまた聞かなくなる

おかしい。

自分でも分かってる。

私、何かおかしいって

ルラは優しい

どんな時でも私を守ってくれる 少しふざけたりするけど

私の唯一の友達

それなら話してもいいよね？

え？ なんでそうなるの？

確かにそうだけど

もう行くことになってるんだ。

何故か分からないけど

口が開いた

ルラに反論するっていつぶりだろう

黙り込んでる。

何故か罪悪感がする

ただジンオッパに会ってその事話して もし引かれたらなんて考えて 怖くなった。 だけなのにルラに反論して 何してんだろ

ごめん。やっぱり怖かったよね。

あ、天然だ。

覚悟をつけないとね。

Jinside.Next