七色の筆先

昔から

絵を描くことが好きだった

私が絵を描く度

両親は私を認めてくれる

でも

いつしかあの2人は

天才である

兄に

目が向いた

私は

何も出来なくて

段々と

相手にされなくなって

絵は

絵を描くことは

放棄したくなかった

嘲笑ってんだろ

愛されない妹を

やめてよ

馬鹿にしないでよ

ｶﾞﾗﾗｯ

ﾊﾞﾀﾝｯ

ああもう… !!

何なの… ?!

ﾁｬﾎﾟ

なんか私

ズボラになってきたなぁ

昔程輝いてない

…でもど - せ

お兄ちゃんみたいに

街中スカウトとか

されないだろ ~ し．

無駄無駄

ﾄｯﾄｯﾄｯ

明那は凄いわね !

もう自慢の子よ !!

聖とは違って ~

嗚呼ほらまた

比べんなよ

出来が違ったら

生きてる価値が無いのかよ

そらそうよな

お兄ちゃんは天才だもん

歌も上手くて

計算も早くて

でも

比べられる側の事も

考えて欲しいなぁ

なんて．

言えないよ

ｶﾞｼｬﾝｯ

巫山戯ないで !!

貴方は !!

真面目な会社で働くべきよ !!

え

何が起こった

ﾊﾟｱﾝｯ

ﾄｯ

てな感じで

家を抜け出す事になりました．

超展開早くて草．

色々あったけど

無事着きました．

シェアハウスらしいです．

早くもピンチ

到来の予感．