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もう幾ら生きただろう
多くの生き物たちを見守り見送ってきた
争いというものを沢山に見てきた
多くの生き物を見てきたが人という生き物が1番に愚かだった
なぜ、あるがままに生きられないのか
なぜ、思い合う者同士、傷つけあうのか…………
私が誰であると?
見ればわかるだろう
ただの年寄りの木だ。
今になってしまえば、人々は私を神木と敬うが、その神木に罪人を磔にしたり、 首を吊るした者もあった
ふん。何が神木だ
だが、私は人を嫌いきれないのも事実だ。
人々に巡る歓びも私は沢山見てきた
ほら。今日もやってきた 私を遊び場とする子供たちが……
女の子
私に登ろうとする男の子に女の子は、そう声をかけた。
男の子
女の子
男の子
私は静かに子供らを見守る
私の枝には、ぽつぽつと雫が浮かぶ
男の子
幹を登る男の子が、そう言った
女の子は、
女の子
と、首を傾げた
君らは、私の下で何度別れを繰り返したか知っているだろうか
女の子は、生まれ変わるたびに戦地に向かう男の子に 「ずっと待ってるから……」 と告げた
男の子は、 「生まれ変わるたびに必ず帰るから……」 と告げた
結ばれぬ恋にいきた君らは、やっと平和な時代に生まれた。
私は、君らの顔を忘れることも出来ぬほどに覚えてる。
ずっと何度も私のもとに巡る愛しい子供たちに私が涙をするのも仕方なかろう
今度こそ……
今度こそ、君らの恋物語を叶えてくれ
私が何年も待ち続けた恋よ
ずっと待っていたよ……
ずっと……[完]
Louisでございます この物語は図書館で見つけた本の1部の内容を書いたものです この物語を読んだ時、私はすごく胸がぐっとなりました この話をもっと多くの人に読んでいただきたいと思い、書かせてもらいました
あと、 『幼馴染に会いたくて』 の投稿をしてるのに、この話をしてしまいすみません……w 私の投稿は自由なんで気長に待っていただけると幸いです!
ハート❤((꜆꜄ ˙꒳˙)꜆꜄꜆ポチポチコメント💬よろしくお願いします!
それでは、次の話まで少しお待ちください!