さようならは言わないで【一時打ち切り】

長髪の男が進み出てきた。

ゴシャッッッ

何が起こったかというと。

長髪くんがキリッ、とした様子で喋っていると、急に横から壺が飛んできて顔面にクリーンヒット。

笑うしかないだろう？

壺が飛んできた方向を見ると、 ショートで灰色の髪に… 目隠しをしている少年がいた。

歳は総悟と同じ位かな…？

長髪くんが、 咳払いして再度喋り始める。

すると、銀時君が進み出た。

うん大将には会わせて欲しいけど 100%は関係無いね。

ブロロロロロ………！！！

皆で思いっきり 武器を投げ飛ばした。

すると、北大…何とかとかいう男が刀を抜こうとした。 そこへ……

部屋の襖が開いた。

入ってきたのは柳生家の当主、 柳生九兵衞。

私達がやりたいのは剣の勝負。

そりゃそう言われるよねェ。

だけど。

勝負するにあたり、 外へと移動した。

先程まで降っていた雨が止み、 その変わり風が吹いている。

勝負の内容は至って簡単だった。 何でも柳生流に伝わる合戦演習らしく。

ルールは、簡単には皿割りだった。

形式は七対七のサバイバル戦で、 皿を各々自分の身体の何処かに着ける。

敷地内なら何処に良し。

敵の大将の首を先に取った方が 勝ち。

皿を割られたら合戦会場から脱落だが 仲間が何人割られようと大将さえやられなければ負けにならない。

後は自由。

出来る限り大将と殺りあいたいなー、てっとり早いし。

有り難い…のに、余裕綽々だと捉えたのか反応して、イライラする銀時君と神楽ちゃん、近藤さん。

わぁ、突っかかる突っかかるー。

そのまま柳生の所の皆は去っていった。全員が去ったのを確認した後、ニコニコしていた笑顔から真顔に戻る。

それから少し話し、 此方の大将は新八君に決まった。

まあ、本人は遠慮していたけれど。

総悟がトシの皿を取り上げてトシの眼球にピタッとくっつけた。

え嫌だ。そんな事より、 私は何処に付けようかなー？

あ！そうだ！！ よし、トシの背中の羽織の中に…

パキッッ

え、割れてないかい？？ 皿、割れてなかったかい？？

何が起こったかというと。

足の裏に皿を付け、 スゴイスゴイ！と 言って此方に駆けてきた神楽ちゃん。

けど、 やっぱり足の裏はまずかった。 地面に足を着けると……

案の定、不穏な音が聞こえたのだ。

あぁ…………、割ったか。

神楽ちゃんと琴葉と柳生の人達が 居る方に行こうとすると。

トシに止められた。

ヒョイッ

複数で動く。

その作戦が決定した瞬間に抱えあげられた。私を抱えたのは銀時君。

そのまま連れ去られ(?)た。