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人間としての死と
霊体としての生
桃の魂はこの狭間で
大きく揺れ動いているのだろう
それならば
俺はできる限り馬鹿に徹し
彼を明るくしてやろうじゃないか
そんな決心を固めながら
曼殊院道を西に進む
お互いについては話し終えたので
話題を今後の方針に切り替えてみる
紫
紫
紫
紫
復習を果たすには
法律という大きな壁が立ち塞がる
流石の俺も
ノリと勢いで大罪を犯すほど無鉄砲な男ではない
桃は問題を咀嚼するように
重々しく頷いた
桃
桃
桃
桃
桃
紫
紫
紫
紫
紫
俺の発言に
桃は吹き出した
桃
桃
紫
紫
紫
桃
紫
紫
桃
他の選択肢が思いつかず
鋭いツッコミを浴びる羽目になる
桃
桃
桃
桃
桃
桃は申し訳なさそうに顔を伏せる
紫
紫
出会ってから今まで
人見知りの要素など何一つ見せていない
俺は首を捻り
確認する
桃
桃
桃
桃
俺の瞳を真っ直ぐに捉え
桃は断言した
直視だ
射貫かれるのではないかと
怖くなるほどの眼力である