莉子
無言で点滴が吊り下がったあの台をゴロゴロとろがし歩く。前よりは歩けるようになったかな。
莉子
数十歩も歩くと吐き気がし、口元を抑える。
片手をイルリガードル台の握るところを握りながらうずくまる。
吐き気がとてつもなくする。 調子乗ってしまった。
莉子
フョードル
フョードル
フョードルくんがこっちに駆け寄ってくるのが見える。
でも私はだんだん意識が遠のきフョードルくんが私の肩に手が触れた頃には私の意識はなかった。
目が覚めると病室のベッドだった。
起き上がる頃にはもう夜だった。
看護師
看護師
莉子
真っ先に浮かんだ質問は誰がここまで運んだか。
その人にはお礼を言わないといけなかったから。
看護師
フョードル
莉子
確かにフョードルくんが1番近くにいたが、人を呼ぶだけで運んでくれるとは思っていなかった。
莉子
フョードル
フョードル
莉子
莉子
フョードル
莉子
フョードル
莉子
食事が喉を通らないから、
仮に通っても、全部でちゃうから。
莉子
莉子
莉子
夏の風はどうしても冷たくて、
みんながJKを楽しんでる間に私は屋上の夏風に当たっている。
莉子
看護師
看護師
莉子
嬉しいような悲しいような、
月一でしか来てくれない兄が来てくれるのはどうしても辛くて、
嬉しいけど内心は悲しい。
莉子
コメント
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神です、気になってしょうがないです、(((o(*゚▽゚*)o)))♡