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海月の話

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海月の話

1 - 海月の話

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9

2019年07月21日

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皆さんはクラゲと聞いて何を思い浮かべますか?

僕は、ある女の子のことを思い浮かべる。

けして馬鹿にしているのではない。ただ、その子の性格がクラゲのようなのだ。

先生

おーいお前ら、席につけ〜

先生

転校生を紹介するぞ〜

もぶ男

転校生〜?

先生

男子〜喜べ〜女の子だ〜

もぶ男

水樹!聞いたか!?

もぶ男

女だってよ!

水樹

へぇ〜転校生ねぇ〜

水樹

珍しいなこんな時期に

もぶ男

そんなことどうでもいいだろ!

もぶ男

女だぜ!?

先生

ほら〜そこ〜静かにしなさい〜

先生

海月さん、入ってきて!

カラカラとドアが控えめな音を立てて開く

海月

もぶ男

うおー!可愛いな!

水樹

おい、怒られるぞ、

先生

えー、じゃあ、自己紹介してくれ〜

海月

…海野 海月です。

水樹

(あれ…?)

水樹

(どこかで聞いたことある声…?)

海月

よろしくするつもりはありません。

もぶ男

え!?

もぶ男

どう言うことなんだろ、水樹

水樹

さあ…?

水樹

(やっぱり、この感じどこかで…)

ふと、視線を上げると、海月さんと目があった。

海月

海月さんは、スッと目を細める。

水樹

(やべっ)

パッと目を離す

水樹

(やっぱりどこかで…)

水樹

(でも、どこだ…?)

先生

えー、じゃあ…

パチっと今度は先生と目があった

水樹

は、はい!

水樹

(マジかよ…)

もぶ男

いいな〜俺もいっしょに案内するわ〜

水樹

お、おう

水樹

いいよ

水樹

(二人きりじゃないだけマシか…)

時はあっという間に流れ過ぎ、2時間目休みに。

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