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咲夜

それでは、参加者の皆様はご自由にお過ごし下さい

そう言って咲夜は、時を止めたらしく 部屋にはもう居なかった

深爺タカワ

さて、ゲームの始まりと言ったところか

射命丸

ていうか…このゲームの犯人って紅魔館陣営の誰かじゃ?

パチュリー

そんな訳ないわ

パチュリー

もし犯人が、紅魔館陣営だったら
こんな大規模な事をしないはずでしょ

パチュリー

それに、私もこんな大規模な事を知ったのは3時間前なのよ

射命丸

そう言えば、そこにいる彼は?

深爺タカワ

ああ、僕は暇つぶしに来たのに
推理ゲームに、巻き込まれた哀れな人さ

射命丸

私と同じ事をしたのですね

深爺タカワ

貴方も被害者の一人ですか…

射命丸

まあ、同じと言っても紫さんに無理矢理こさせられた
と言った所です

魔理沙

そう言えば、阿求は何の役だぜ?

阿求

私は、「完全に参加者に味方する側の探偵役」ですね

阿求

まあ、私は犯人も何もわからないので
皆さんのお役に立てるかは全然期待しないでいてくれると助かります

射命丸

ふむふむ…

慧音

そう言えば、そろそろ夕方ごろだけど
何時ぐらいに夕食の時間なんだろ?

魔理沙

そうだな、30分ごろじゃねえぜ?

射命丸

あ、ちなみにパチュリーさんの好きな食べ物とかは…

パチュリー

え、いきなり…

パチュリー

ブリオッシュとかが、よく食べているわ

射命丸

ほう、ブリオッシュという食べ物ですか…

射命丸は、まるで珍しい話を聞いたかの様に 手帳に急いで書き込んでいた

深爺タカワ

そう言えば、部屋は決まっているのか?

魔理沙

招待状の最後の方に書かれていた
のが部屋の番号では?

僕は、招待状を取り出して確認したら 3F-K室と書かれていた

深爺タカワ

それじゃ…僕は3階になるのか

深爺タカワ

少し休みたいし…行ってみるか

深爺タカワ

この部屋か…

僕の部屋は時計塔下層の隣の部屋だった

深爺タカワ

案外部屋はそこまで広くないな

深爺タカワ

…さてと、今までの事を手帳に書くか

手帳に今までの出来事を書き込んだ

深爺タカワ

タバコ吸うか

タバコに火を付けようとライターを取り出したが 中々火が出てこなかった

深爺タカワ

オイル切れか?

深爺タカワ

いや、まだオイルはあるか…

深爺タカワ

はあ、「運命を操れる能力」を1日使い放題か

深爺タカワ

……まさかな、考えすぎだな

深爺タカワ

旅行気分としてこのゲームを楽しむ事にしよう

深爺タカワ

しかし、ルールには犯人の人数が言われていない以上
全員を疑うか

その時、誰かが部屋の扉をノックしてきた

咲夜

お客様、お食事の用意が出来ましたので食堂へご案内致します

深爺タカワ

もうそんな時間か

食事へ着くともう既に、皆んなが席についていた

僕は、空いている席に座った

咲夜

本日のメニューはお嬢様のご要望で
“堕ちた鳥の仔に包まれし紅き殻物の丘”

咲夜

〜血のソースを添えて〜でございます

魔理沙

それオムライスだろ?

これ、レミリアに言われたんだなぁ〜と物凄く思った

しばらくして、料理がテーブルに置かれていった

魔理沙

うんめぇ〜‼︎

射命丸

おお、やはり紅魔館の料理は味も見た目も豪華ですね

咲夜

お褒めに預かり光栄です

咲夜

それでは、私はデザートの用意をして参りますので

そう言って静かに扉を閉めた

射命丸

あ、そう言えば美鈴さんとフランさんは最初から
姿が見てない気がするんですけど…

パチュリー

2人ならずっとフランの寝室にいるわ

魔理沙

フランの寝室?

パチュリー

先日、傘も差さずに日の出る屋外に行ってしまったの

パチュリー

つまるところ療養中と言った所
美鈴は絶賛看病中ってわけ

魔理沙

そんな時によくゲームなんて主催すんなぁ

射命丸

ま、まあ
あの妹さんがいると、やり辛いんじゃないですか?

射命丸

ほら、ルール無用っぽいですし…

阿求

フランさんのお加減は大丈夫なんですか?

パチュリー

安静にしていれば大丈夫そうよ

魔理沙

…ん?
待てよ確かあの時レミリア

魔理沙

「この館にいる12人の中に犯人がいる」っつったよな?

射命丸

え?じゃあ、その2人も参加者って事

パチュリー

どうやら、そうみたいよ

パチュリー

そして小悪魔,新人メイド妖精も参加者よ

慧音

つまり文字通り、今この館に居る全員が参加者か

僕は、フォークを使ってオムライスを食べながら 話しを聞いていた

阿求

あの…タカワさん?

深爺タカワ

え…はい、何でしょうか?

阿求

…前々から噂は聞いていましたが、やはり貴方は変わり者ですね

深爺タカワ

変わり者?

慧音

まあ、普通はフォークを使ってオムライスを
食べる人なんて、そんなにいない

深爺タカワ

そうか?

深爺タカワ

てか、僕の噂って一体どう言ったものが?

阿求

まあ、ほとんどの噂が変わり者ですね

深爺タカワ

え〜そんなに変わり者として
見られてんのか…

そんな会話をしていると廊下の方から ダッシュで誰かが来ていた

レミリア

みんな大変よ‼︎
咲夜がいなくなったわ‼︎

迫真の演技みたいにレミリアがそう言った

しかし、僕も含めて一旦スルーする事にした

阿求

私、団子には緑茶って決めてるんですよね

パチュリー

緑茶か…たまに濃くなるんだよね

射命丸

ああ、それ分かります

慧音

たまに濃くなる理由って、
茶葉が浸るくらいの量を注ぐと濃くなるぞ

深爺タカワ

へ〜そうだったんですか

レミリア

少しは聞きなさいよあんたら

魔理沙

さ、記念すべき第一犠牲者ってやつかな?

射命丸

でもこれって、さっきまでいなかった
人達が犯人候補でいいのでは?

阿求

それで決まれば苦労しませんよ

慧音

ともかく…調査しない事には何も分からんからな

阿求

そうですね、慧音さんの言う通り
調査しときます?

慧音

ゲーム開始後から考えたら
全員一度は一人になっている

魔理沙

その間に罠を仕掛けた可能性もあるって事か

深爺タカワ

結局全員にアリバイはない訳か

それから、色々話し合った後 僕、射命丸、新人メイドは、3階に居る2人のアリバイを確かめる事となった

妖精メイド

い、妹様は、この先です

やはりと言うべきか レミリアの妹となると妖精メイドでも怯えている

深爺タカワ

この先か…

妖精メイド

あ、あの…

深爺タカワ

ん?どうしたんだ?

妖精メイド

タカワさんですよね?

深爺タカワ

ええ、そうですが?

妖精メイド

本物の有名な私立探偵にようやく会えた!

妖精メイド

実は私、新聞で貴方の推理を読んで
とても感激したんですよね!

深爺タカワ

新聞で僕の活躍を?

射命丸は、そーとその場から離れようとしていた

深爺タカワ

おっと、新聞屋逃げるんじゃねえぞ?

射命丸

逃げる訳ではないですよ…あはは…

深爺タカワ

それで、どんな活躍が新聞に?

妖精メイド

え〜と、タバコを咥えながら寝ていても
推理を行うと言ったことが、書かれていました!

深爺タカワ

そうなんだ…ありがとう教えてくれて
後、ここから先は僕と新聞屋で行くから

深爺タカワ

それと、ここまで案内させて悪かったね…
これは、勇気を出した君のご褒美だ

僕は、ポケットから3個の飴をあげた

妖精メイド

ありがとうございます♪

妖精メイド

また、何かあったら言って下さい!
タカワさんの推理を手伝うことができるかもしれません!

そう言って妖精メイドは笑顔でお辞儀をして 1階に戻って行った

深爺タカワ

……

射命丸

……えーと

深爺タカワ

他に変な事は書いてないよな?

射命丸

………多分ないです

深爺タカワ

本当だろうな?

射命丸

ほ、本当です!

深爺タカワ

なら、なぜ「多分」って言ったんだ?

射命丸

………

射命丸

こ、このゲームを記事に出来れば
挽回できるかもしれません!

深爺タカワ

ふ〜ん…チャンスは1回だけだぞ?

射命丸

はい、必ず挽回させてみます!!

そんな話しをしている間に部屋についた

射命丸

何と言うか…入るのが怖いですね

深爺タカワ

…妖精メイドが怯える理由も分かるな

扉をノックして中へ入った

部屋に入ってみれば意外にも普通だった

美鈴

貴方は?

深爺タカワ

レミリアの推理ゲームに巻き込まれた者です

射命丸

私も同じです

美鈴

推理ゲーム?

美鈴

ああ!それはどうもご愁傷様で!

射命丸

言っときますけど、あなたも参加者ですからね

美鈴

生僧、私はこの通り妹様につきっきりでして

美鈴

お役に立てる事は何もないと思いますが…

深爺タカワ

では、1つ聞きたいのですが
ここか2階に続く道は何箇所ありなすか?

美鈴

それなら、3箇所です

美鈴

時計塔下層の隣、応接室と謁見室の側
最後は、レミリア様の書斎隣にあります

深爺タカワ

なるほど…ありがとうございます
僕達はこれで…

食堂に戻るとレミリアが紅茶を飲んでいた

時間が経ち、食堂で待っていると 調査から帰ってきた

先に、僕達の調査報告を話した

射命丸

と、行った感じで何の成果も得られませんでした

魔理沙

図書館の方もこっちも同じく

慧音

こっちは、一つ見つけた

阿求

落とし穴です
一度使用された跡もありました

慧音

中は勿論誰もいなかったが、
薬品の香りがした

射命丸

つまり一旦穴の中で眠らせておいて、
皆が騒いでいる隙に何処かへ運び出したってところか?

魔理沙

結局振り出しに戻ったな
つまるところ、やっぱり全員怪しいってこった

レミリア

フフ…当たり前でしょう

レミリア

そんな簡単に解かせる訳ないじゃない

レミリア

何せ三日三晩寝ずに考えたのですもの
例え彼の有名な探偵でも頭を悩ませるわよ

レミリア

咲夜、お茶

魔理沙

咲夜はもういねえだろ?

「しまった!」と言った様な顔をしていた

レミリア

ふ、ふんまあ良いわ
ここまではチュートリアルみたいなもんだし?

レミリア

ここからは、私はトリックに関与していないから
私を頼るなんて無駄な努力はしない事ね

そして、9時過ぎになると皆 自分の部屋に戻って行った

僕は、今日の事を手帳に記録した

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