玲 凪
記憶のカケラ
苦手なかたは🔙
夕焼けに差し掛かる 時刻だった。
明日は高校最後の修学旅行
君も俺も楽しみにしてた
俺は君に言った
玲王
玲王
玲王
凪
すると君は俺の手を 物惜しそうに引っ張った。
凪
「ーーーー」
玲王
あれ?
ここはどこ?
凪
玲王
さっきまで俺 夕焼けの下で凪と、、、
玲王
凪
凪は少し寂しそうに言った。
玲王
確かに凪だ
体がひと回り大きくなった
玲王
凪
玲王
玲王
玲王
凪
玲王
玲王
凪
凪
玲王
なんで?
なんでなんでなんで???
玲王
凪
凪
玲王
なんで全裸なんだ!?
玲王
玲王
凪
凪
玲王
ここが、、、俺と凪の家?
てかなんで一緒に住んでるんだ?
玲王
凪
凪は真っ直ぐ俺を見つめた
玲王
聞いてはいけない 気がした
玲王
凪
玲王
凪
玲王
玲王
凪
玲王
玲王
凪
玲王
玲王
玲王
「ーーーー」
玲王
凪
玲王
凪
凪
凪
玲王
あの時凪はなんて言ったんだっけ
俺はなんて返したんだっけ
玲王
思い出せない
凪
玲王
プルルルル (電話)
???
凪
???
???
凪
???
凪
???
???
凪
凪
凪
ピーンポーン
凪
玲王
玲王
凪
玲王
凪
潔
凪
潔
潔
凪
凪
潔
凪
潔
潔
凪
潔
凪
潔
凪
凪
潔
潔
玲王
玲王
凪
凪
玲王
玲王
玲王
潔
玲王
玲王
玲王
潔
玲王
潔
凪
潔
凪
潔
潔
潔
凪
凪
修学旅行に行ってないって どういうことだ??
潔はなにを 言ってるんだ?
俺は修学旅行 の前日に 何があったんだ?
玲王
凪
玲王
凪
凪
潔
凪
ガチャン
玲王
潔
凪
玲王を壊してしまったのは 俺だろ?
”凪が辛い?”
自業自得だよ
もし玲王に 言ってしまったら
きっと玲王が傷つく
それは嫌だ
凪
凪
修学旅行の前日
玲王
玲王
玲王
夕日に照らされる君が 輝いて見える
凪
無意識に玲王の手を 引っ張っていた
凪
「好きだよ」
凪
この時そう口に出さなければ 未来は変わったかもしれない
玲王
凪
玲王
凪
嬉しかった
好きな人に好きと言われるのが どんなに幸せなのかようやく理解した
玲王
凪
玲王
凪
この時、大人しく家に帰っていたら あんなことにはならなかった
玲王
凪
横断歩道に差し掛かる頃だった
玲王より一歩前に出ていた俺は
玲王
信号無視したトラックが つっこんできた
キキーーーーーッッ
玲王
凪
ドンッッ
凪
轢かれそうになった俺を庇った 玲王は大怪我を負った
凪
血まみれになった玲王を 見て体の血が凍ったようになったのを 今でも鮮明に覚えている
玲王は何時間にもわたる 大きな手術を受けた
医者
医者
医者
医者
医者
凪
医者
医者
医者
凪
玲王
玲王
凪
玲王
玲王
凪
玲王
玲王
玲王
玲王
凪
凪
凪
玲王
ごめんね、玲王
俺の口からは言えない。
凪
玲王
俺は玲王の手を握った
とても冷たく硬かった
凪
玲王
凪
玲王
凪
玲王、こんなに痩せてたっけ
まぁ当たり前か。
何日もご飯も食べずに 寝てたんだから
凪
玲王
凪
玲王
次の日
凪
玲王
玲王
玲王
玲王
凪
嘘だ、、、?
もうここには 昨日までの玲王はいない
凪
玲王
昨日までは正直 玲王の違いに気づかなかった
あぁいつもの玲王は 消えたんだ
実感が湧く
その後も来る日も来る日も 玲王の記憶はリセットされていた
玲王
凪
凪
凪
うんざりだ。
玲王
凪
凪
凪
看護師
看護師
凪
玲王
凪
凪
凪
ガチャン
看護師
玲王
俺はおかしくなってしまった。
だからこんないけないことを しょっちゅうしてしまった
玲王は何も悪くないのに
俺が全部悪いのに
今ではそんな生活は もう慣れた
毎日、新しい玲王と 会って話して。
最近では何も感じない。
潔が言うように、玲王に 真実を伝えてみたらいいのか?
でもそんなことしたら、、、
玲王、傷つくよな、、、
明日にはなったら また忘れちゃうか?
でも玲王の記憶も 一週間は持つようになってきた
凪
玲王
凪
凪
玲王
凪
玲王
凪
凪
玲王
凪
玲王
玲王
玲王
凪
玲王
凪
玲王
玲王
玲王
凪
凪
凪
玲王
玲王
玲王
玲王
玲王
凪
なんでそんなに 責めるんだよ
ねぇ玲王
俺、玲王のために 色々我慢して頑張ってきたんだよ?
凪
凪
凪
凪
玲王
玲王
凪
もう聞きたくない
やめてくれ、、、
凪
玲王
凪
凪
いっそあの時、玲王が 死んでくれてれば 俺も自殺できて楽だったのに
玲王、今まで窮屈だった?
ごめんね
でも家から出してまた 玲王を失ったら、、、
凪
玲王
凪
凪
凪
凪
玲王
凪
凪
玲王
凪
潔
潔
潔
凪
凪
潔
凪
潔
潔
潔
凪
潔
凪
凪
凪
凪
凪
凪
潔
潔
潔
凪
凪
潔
潔
凪
凪
凪
潔
潔
今日、言おう。
玲王は記憶喪失 なんだって。
玲王は俺を庇ってこうなったんだって。
凪
凪
潔
凪
凪
凪
潔
凪
潔
潔
潔
凪
凪
凪
潔
玲王
凪は、何のつもりで俺を 閉じ込めてたんだ?
なんで何も教えてくれないんだろう、、、
潔
玲王
潔
潔
玲王
玲王
潔
潔
玲王
潔
玲王
潔
潔
玲王
玲王
潔
潔
玲王
潔
潔
潔
潔
潔
玲王
潔
潔
玲王
玲王
潔
玲王
玲王
潔
潔
玲王
潔
玲王
潔
潔
玲王
玲王
着いてしまった、、、
玲王
ピンポーン
ガチャ
凪
凪
玲王
凪
玲王
凪
玲王
凪は怒ってはいなかった
でもどこかピリピリしていて
凪
玲王
玲王
凪
凪
凪
玲王
凪
凪
玲王
凪
え?
凪
凪
玲王
俺のタイムスリップした頃?
凪
凪
凪
凪
玲王
つまり、来週の俺は また何も知らない。
玲王
凪
玲王
凪
玲王
こんなのあんまりだ
玲王
玲王
凪
凪
玲王
玲王
凪
玲王
玲王
凪
凪
凪
凪
玲王
凪
玲王
玲王
凪
凪
凪
凪の優しい声は 胸に滲みた
凪
玲王
怖い
朝起きたらまた 記憶がないなんて
凪
凪
玲王
玲王
凪
玲王
俺は布団に潜り込んだ
玲王
凪
凪
凪
玲王
目を瞑った
今日は大丈夫な気がする
玲王
凪
記憶のカケラ
コメント
7件
なんと私、画面の向こうで半泣きでございます
めっちゃ泣きそうになった!😭
帰ってきたー!😭 またフォローさしていただきまふ