テラーノベル
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LAN
あの後こさめに会うことはできなかった。ずっとモヤモヤしたままの暗めの気持ちで帰って来てしまった。
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明日こそ会ってちゃんと謝りたい。やり過ぎてしまった事を(首を掴んでしまった事)
LAN
いつもはリビングにいるはずの母がいなかった。
そう考えていたら、何処からかあったかい焼き立ての香りがして来た。
どうやら母さんはキッチンにいるようだ。
キッチンに行ってみると、母が黒色や狐色の美味しそうなクッキーを作っていた。
LAN
母さんは女子力がとても高い。それにこの世界で1番と言えるほどに穏やかな性格だ。
でもいきなり父さんが亡くなった時には、別人に変わり果てていた。俺に構う暇もなかったようで喋りかけても何も言ってくれなかった。
だからか、今では積極的に話掛けてくれて親子で過ごす時間が長くなった。
LAN
母さんは今まで俺に作ったものを見せてくるばかりだったから、俺もやってみたいとは感じてた。
だけど、母さんは俺の悩みに関しては察してすらいないはずだ。何故なら鈍感な母だからだ。
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こう言うことに関しては察しがいい母。そう言うところが俺は大好きだ。
恋愛事情に疎くても、人の気持ちを察するのが苦手でも悲しいんでいる時に1番にアドバイスをくれる優しい母さん。
LAN
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クッキーを作っている時に粉をこぼしたり、形がうまく出来なかったりと色々あったが何とかこさめに渡すようにクッキーを作ることが出来た。
LAN
風呂…めんどくさい((
脱衣所
LAN
鏡の前に立つとよく自分の体が見えるもので、俺は男なんだと言うことが強く分かってしまう。
LAN
喉にある物も、肩の広さも何もかもが気持ち悪くて、今すぐにでも隠したいと思ってしまう。
LAN
お風呂には、俺が1番嫌いな"あれ"があるから、行きたくない。だけど行かないと風呂にも入れない…
LAN
LAN
みたくない。見たくないッ
こんな身体見たくないッ
LAN
何でお風呂に1番でっかい"鏡"置いてあんの…ッこんな身体見たくないのに…
LAN
こんなのまるで
呪みたいじゃんッ
リオン
リオン
リオン
リオン
リオン
リオン
コメント
2件
これでいいんじゃないでしょうか...! 前の書き方でも書くのはめちゃ上手かったけどこっちの方が状況とか心情が分かりやすい気がする...()