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ー俺は小さな頃、よく怖い夢を見た。
父親の母に対する暴力などのせいで、家の中で安全でいられる場所が、なかったからだろう。
そんなとき、母に相談すれば毎回、俺に膝枕をして俺の家で代々続く子守り歌を歌ってくれた。
「もう怖くない」など慰めの言葉がちらほら入っていて、その時は不思議と安心できた。
しかし、母がいちばん辛いはずなのに何も出来ずに、慰められてばかりの自分に惨めさもその子守唄を聞いていると、同時に思ってしまう。
だから、決めたんだ。大学を卒業したらお母さんと家を出て、自分がお母さんを助けるんだと
だけどー
三幸.
三幸.
三幸.
三幸.
三幸.
ーその決意であり夢は惜しくも砕け散った…