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14 - 体育祭

♥

911

2026年02月17日

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ざわざわと絶える事の無い喧騒 、 もう殆どの人の耳には 届いていないアナウンス 。

放送委員やらなくてよかった 、 なんて考えていれば 、 隣から声を掛けられる 。

🥔

あ ー っ と ッ !!

🍷

ぅわ 、 びっくりした …
あっきぃか 、

声が降りてきた方向を見遣れば 、 額の汗をタオルで拭うあっきぃの姿 。

🍷

お疲れ様 、 みてたよ

🍷

凄かったじゃん 、 ちゃんと一等賞

🥔

でしょ ー !

先刻の借り人競走で 、 ぷりの手を取り走り出したあっきぃは 見事一位を取っていた 。

🥔

まぁ 、 アナウンスでお題読み上げられるなんて思ってなかったんだけど …

そう苦笑いしながら 、 ペットボトルをぐいと煽る 。

『 一番の親友 』 なんて 、 なんともまぁあきぷりらしいお題を 引き当てていた 。

🎮

ぁ゛ち ー …

🍷

お 、 ぷり
おつ 〜

🎮

ん 、 たで ー ま

しゅるり 、 なんて赤色の鉢巻を解きながら 、 あっきぃよりも少し遅れて帰ってきたぷり 。

🍷

ほい 、 ペットボトル 。

🎮

せんきゅ

ぷりの席から 、 彼の物であるペットボトルを持ち上げ 、 タオルで水滴を拭いてやって手渡す 。

あっきぃに手を引かれていたとはいえ 、 此の猛暑の中走り出したのは流石に暑そうだ 。

ぱん 、 と遠くで発砲音が鳴る 。

🥔

あ 、 けちちいた

あっきぃの視線の先に目をやれば 、 お題を見てきょろきょろしている けちゃの姿が 。

何探してるんだろ 、 なんて見ていれば 、 先のお題を片している人達の方へと走り出した 。

🎮

何処向かっとるんや 、 彼奴

🍷

問題起こさないでくれよ ー .. ?

などと心配しながら目で追っていれば 、 ちぐの手を取って走り出す 。

お題を手に取って少し迷ったからか 、 二等でゴール 。

とはいえ 、 六人もいる競技で二等は上々だ 。

放送委員が声高らかにお題を読み上げる 。

mob

お題は 、 『 可愛い人 』 !!

まぁ納得の人選だろう 、 なんて皆拍手を送る 。

🍷

… いいなぁ

🥔

ん 、 何が ?

🍷

いや … みんな 、 相方感あって

🥔

… 、

🎮

.. 次まぜ太やろ ?
あっと選ばれんちゃうん

🍷

… まぜがこういう時に選ぶの 、 けちゃだもん

可愛い系統のお題でも 、 ちょけたお題でも 。 どうせ彼が選ぶのはけちゃなのだろう 。

肩につく位の長さの髪を結び直している彼に 、 少し恨めしい視線を送る 。 … 恨めしいというか 、 羨ましいというか 。

再度遠くで 、 ぱんと音が鳴る 。

少し遠くで走る想い人を 、 ぼんやりと見詰めて 。

🍷

… かっこい 、

お題を開いて 、 迷いもせず此方に向かってくる 。

観客席に戻ってきているけちゃを連れてったらどうしよう 、 とか 。

はたまた 、 隣で甲高い歓声を上げている女子を連れてったらどうしようとか 。

そんな心情を察知されたのか 、 ぷりから声が掛かる 。

🎮

あっと 、 顔強ばってる 。

🍷

ぁ 、 … ごめん 、 無意識

🥔

… あんまり心配しなくていいと思うよ

そんな二人の言葉に 、 胸が軽くなる 。

🍷

… ありがと 、 ‘ 微笑

🥔

… あれ 、 まぜち此方来てない ?

🎮

ほんまや 、 獲物見つけた顔しとる 笑

二人の言葉に前を見れば 、 此方に向かうまぜと 、 バチッと目が合う 。

😈

あっと !!

🍷

ッ へ 、 おれ 、 ?

ずい 、 と手を差し出されて思わず其の手を取る 。

🍷

っ わ 、

🍷

ねぇまぜ っ 、 お題なに っ !?

😈

… 内緒

🍷

っ なにそれ ぇ … 、

ゴールテープを切り 、 見事一位を取る事が出来た 。

が 、 普段運動しない俺にはもうキツくて 。

🍷

ッ つ 、 っ かれたぁ …

思わずしゃがみ込む 。

mob

お題の紙回収して読みあげまぁす 、

まぜの前に 、 手を差し出した放送委員が現れる 。

😈

あぁ 、 うーん …
.. はい 、

渋々 、 とでも言うようにお題の紙を手渡すまぜ 。

mob

それじゃあ一位の方から ぁ 、

mob

え ー 、 お題は …

mob

『 好きな人 』 で ー す っ 、 !

🍷

… へぁ 、

何ともまぁ 、 間抜けな声が出たと自分でも思う 。

背後からヒュー 、 と茶化す様な口笛が飛んでくるのが分かる 。 でも 、 今はそれどころでは無くて 。

🍷

っ 、 ま 、 ぜ … ? /

😈

ぁ゛ ー 、 くそ … /
もっとちゃんと伝える筈だったんだけど 、

殆ど答え合わせの様な台詞が出てきて 、 体中の熱が顔に集まるのが分かる 。

🍷

ぇ 、 ッ と … その 、 /

😈

.. ごめん 、 困らせて 。
忘れて 、 … 席戻りな

🍷

ぁ 、 .. "

駄目だ 。 今此処で席に帰ったら 、 絶対後悔する 。

🍷

ゃ 、 だ ッ " !!

😈

.. ぇ 、 あっと 、 ?

🍷

すき 、 俺も好き っ 、 だいすきだから … !

🍷

忘れてなんて言わないで 、 ..

此処で言わなきゃ 、 なんて考えた途端 、 抱えていた想いが一気に溢れ出した 。

後ろからは 、 再度ヒューなんて野次が飛んでくる 。 目の前のまぜは 、 黙ったまま 。

🍷

… ま 、 ぜ .. ?

😈

あ 、 ぇ … ッッ " /

🎮

自分の気持ちちゃんと伝えろ 、
このキザやろ ー !!

🐧

そうだそうだ 、 あっとくんは伝えたぞ ー っ !!

後ろからなんだか 、 聞き捨てならない野次が飛んでくる 。

😈

はは 、 .. 言い返せね ー

😈

… あっと 。

🍷

は 、 ッ ぃ 、 ""

急に改めて向きなおられて 、 鼓動が速くなる 。

😈

あっとの事 、 世界で一番好き 。
… 友愛とかじゃなくて 、 ね

😈

もし 、 あっとが良かったら っ " 、

🍷

っ 、 " /

😈

.. 付き合ってくれませんか 、 ? /

🍷

ッ は 、 ぃ … っ //

😈

っ は ぁ " ぁ 〜 …
‘ 座 込

力が抜けた様に 、 急にへなへなと座り込むまぜ 。

😈

絶対困らせるから 、 一生言わないつもりでいた …

ちらり 、 と此方を覗き見られて 、 思わず顔が熱くなるのを無視して 。

🍷

.. じゃあさ ぁ 、 俺じゃなくて別の人でも良かったんじゃない ?

野暮かな 、 なんて思いつつ其う訊ねる 。

😈

… いや 、 さぁ

😈

他の女とか仲良い奴とか連れてって

😈

あっとに変に誤解されんのの方が嫌だなぁ 、 と思って ..

なに 、 それ 。

🍷

俺の事大好きじゃん 、 笑

😈

ふは 、 … 笑
そ ー だよ ‘ 頭 撫

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