赤
あれから、俺はずっと泣いている
嘘だと信じたかった
きっと、何分か経ったら
笑顔で帰ってきてくれるのだと 思っていた
でも、ずっと待っていても
帰ってきてくれなかった
あぁ、こんな現実嫌だ
夢だ,これは夢だ。
そう思い聞かせても
これが、現実ということは変わらない
両親が帰っても来ない
オッドアイということも変わらない
いじめられる日々変わらない
世間から気持ち悪いと見られるのも 変わらない
赤
自然に死にたいという言葉が出てきた
今の俺は死にたい
両親があの世にいるのなら
俺も向かいたい
赤
俺は泣き叫んだ
次の日.
赤
赤
昨日、寝てしまったのだろう
目がものすごく腫れている
《プルルッ
赤
少し怖かった
昨日みたいにまたショックな出来事だったら?
赤
そういい俺は電話に出た
《ピッ
赤
《あ、赤さんかな?
赤
なにか、聞き覚えのある 声だった
《もう1時間目始まってるけど 連絡も来ないから心配したぞ?
あっ.担任の先生だ
もう、時刻は
午前.9時
1時間目が始まっている
《何かあったのか?
赤
赤
赤
《えっ?ちょ、!((
ピ、ッ
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
クラスメイト
赤
青
青
赤
赤
急に青さんが 話しかけてきた
そんなに、仲はよくない 喋ったことが一回もないのだから
赤
青
赤
青
赤
青
青さんには、悪い気がしている
俺だって本当は友達になりたい
でも、もうすぐて死ぬんだ
たから無理なんだよ
もう、後には引けないんだ
赤
死ぬ日
死ぬ時間
死ぬ場所
最後に何をしたらいいか
そんなことを考えていた
考えていてもぜんぜん 怖くはなかった
ただただ、何も思わない
怖くもないし楽しみなわけでもない
無だ
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