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番外編(if end)
本編→活動者として周りに恵まれ生きる(ハッピーエンド)
今回→しろの両親ニキに憑依end(一番最悪なバッドエンド)
分岐エンドでは最も鬱エンドかつ、救いがほぼないです。
ATTENTION⚠️ ・キャラ崩壊(特にニキしろ) ・重い ・性的表現を含む ・救いがない。
時系列→本編第2章最終話「濁りのない幸福へ」のニキさんがしろの両親に憑依されたあたりから。
▼
しろせんせー
ニキの意識外からの攻撃により、
りいちょ
霊力を削がれる者、
はとね
18号
キャメロン
放出される霊力に人間の身体では耐えきれず意識が絶え絶えになる者、
シード
必死に呼びかけて戻そうとする者、
キルシュトルテ
苦闘しながらも立っている者、
弐十
身体がズタズタになっても、刀を振るう手を止めない者。
そして…
しろせんせー
最も、側にいる者。
現世での時刻は日付を跨ぎそうな頃。
呼びかける声は、ニキには届かなかった。
静寂が訪れた。
霊力が微かに残る。
先程まで動いていた数々の命は骸と化し、微動だにしない。
ニキ
ただ一つを除いて。
ニキ
りいちょ
ニキ
キャメロン
キルシュトルテ
ニキ
ニキ
しろせんせー
目が開いたまま、微動だにしない自分の恋人。
ニキ
意識が戻ったと思えば、自分の周りに存在する骸たち。
それらが、愛しい仲間たちだなんて思いたくなくて。
ニキ
全部、紛れもなく自分がやったことだとも、考えたくなくて。
___憑依された自分が、情けなかった。
ニキ
神社を管理していた魂が消え、神社が崩れる。
神社が崩れることで、神社が保っていたこの冥界の一角が崩れ出す。
それを止めるすべもなく、ただ身を任せることしかできなかった。
ニキ
ビルの屋上。白煙が上がり、そのまま消える。
あれから数年が経った。 あの後、バンド活動はやめて定職に就いた。
世間のメンバーたちの記憶は消えていた。まるで存在しなかったように。
冥界で消えた命がどうなるかなんて、知っていた。
mob
ニキ
mob
___時々、みんなの声が聞こえるような気がして振り返りたくなる。
でも、決して振り返らないようにしている。
皆を殺したようなもんな俺は、甘えることなんか許されないだろう。
だから、後追いせず生きることを選んだ。
生きて、少しでも贖罪できたら__。
ニキ
左手の薬指に嵌っている白銀の指輪を見た。
__皆を殺した罪を背負って生きる覚悟はした。
……でも
___どうか、この指輪だけは許してほしい。
?
?
?
ニキ
ニキ
ニキ
薬指の指輪と、涙が陽の光を反射して光る。
ニキ
__振り返らないって、決めたから。
しろせんせー
りいちょ
俺の恋人は、今も生きている。
俺と彼を繋ぐものは指輪しかない。
俺たちの声も、彼には聞こえない。
…否、聞こえていても、彼は返事をしない。
しろせんせー
しろせんせー
キルシュトルテ
1人でも輪が欠けていたら、輪廻できないというのに。
しろせんせー
返事がなくてもいい。
ただ、伝えたい。
しろせんせー
ニキ
煙草が手から落ちた。
恋人の声が聞こえた気がした。
ニキ
……そんなこと言われたら、返すしかないだろう。
聞こえなくてもいい。
ニキ
きっと俺は、これから先数十年という長い月日を、 あの日を忘れることなく生きるんだろう。
___生きる意味なんか、もうないのに。
fin
どうだったでしょうか。
曇った物語を書くのは楽しいけど、あんまり得意じゃないんです…
今回暗めだったので次回はおそらく明るめになると思います!
コメント
3件
初コメ失礼します!今回の終わり方もめちゃくちゃ好きです…!次回も楽しみにしてます!
ああ、もう…読み終わってしばらく動けませんでした。 ニキが皆を♡♡♡た自分の手で、それでも生きていくって決めた強さと、最後のしろ先生の「愛してる」に全部持っていかれました。届かないって分かってても伝え続ける姿と、煙草を落として「俺も」って返す瞬間…あそこ、本当に好きです。 暗めの話は得意じゃないって仰ってましたけど、感情の描き方がすごく丁寧で、胸がぎゅっとなりました。次は明るめとのこと、楽しみにしてますね🌸