君は誰？

天音は笑っているが 目は泣いている。 涙が出ている訳では無いが とても悲しそうな顔をしている

ｶﾞﾗﾗﾗﾗ

先生「今日は転校生来るぞ〜」

先生「仲良くしてやってくれー」

「じゃあね。皆」

思い出さなくていいんだ

そう言った天音の顔は 罪悪感と悲しみ、嫌悪感に塗れた 複雑な表情だった

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝﾊﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

「え〜と」

「何 天音や？」

「何言ってん」

「苗字苗字」

「藍、、、白？」

「あ、そうや、藍白や」

藍白 天音 至急、生徒会室に来るように

繰り返すで

藍白 天音 至急、生徒会室に来るように

なんか天音呼ばれてるよ？

なんかやらかしたんか！？w

行ってらっしゃい〜

勢い良く生徒会室のドアは閉められた。

ﾀｯﾀｯﾀｯ

天音は足を止める

僕を苦しめないでくれよ､､､

天音の顔から 雫が垂れる

その雫が垂れた下には 小さな水溜まりが出来ていた