先生(けんちゃん)
ゆりな一番後ろか寂しいなぁ次の席替えは前にしてやろっ
さり気ないひと言が恋を諦めようとしていた私を止めた。
私(ゆりな)
えっ...
私は動揺してなんにも返すことができなかった
あい
ゆーりな!よかったじゃん!
あいとあやはあの一言を聞いてたらしい
私(ゆりな)
やばい、もっと好きになっちゃいそう...
あや
なーに?キュンキュンしてんのー??笑
私(ゆりな)
そりゃするわっ!笑
こんなキュンキュンな事があっても、席が後ろなのは同じで。
あれからは挨拶も出来ず喋ることも出来ず眺めてるだけだった。
嫉妬して嫉妬して...
あっという間に3年生になった
キーンコーンカーンコーン..
着席の鐘が鳴る
りん
ゆりなちゃん?だっけ!
りん
わたしりん!よろしく!前E組の!
私(ゆりな)
あー!よろしくね!
あや
ゆりなーーーー!クラス一緒じゃん!またよろしくね!
私(ゆりな)
あやーーー!泣
新しいクラスはワイワイしててお友達も沢山いたから安心した。
私(ゆりな)
後は
私(ゆりな)
私(ゆりな)
先生だね。
りん
だねぇ、どうなるのかなぁ
あや
うん。緊張する、
〇年△組〜先生
どんどんと担任の先生が発表されていく
3年F組
私(ゆりな)
私たちのクラスだ!
竜ヶ崎謙介。
私(ゆりな)
えっ、えっ、えっ、
あや
ゆりな!けんちゃんだよ!
りん
けんちゃんじゃん!
泣きそうだった、絶対もう会えないと思ってたのに
私(ゆりな)
神様..ありがとうっ...泣
先生(けんちゃん)
3年F組の担任になりました。竜ヶ崎謙介です。よろしく。
また、楽しくて甘酸っぱい学校生活が始まろうとしていた
私(ゆりな)
先生私に素敵な恋愛を教えてくれてありがとう
恋愛映画みたいな思い通りにいく恋愛なんて、現実にはない。
そんなこと最初から分かってた
恋愛映画みたいな恋じゃなくても先生に恋をしたことは間違ってなかったと思う
先生、
ありがとう。