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”転校生”
みんな好きな言葉だろう
誰が来るか
どんな子がくるか
鼓動がなる
咲嶺
私のクラスにも転校生が来た
席は私の隣
咲嶺
ゆな
その子は幸先咲嶺と名乗った
可愛い顔
高い鼻
細い腰
ひかる髪
全部が完璧だった
私はバレーボール部のマネージャー
放課後部活があるから
体育館に向かった
ゆな
咲嶺
ゆな
体育館に
”転校生の姿”
咲嶺
侑
治
倫太郎
ゆな
高い声が体育館に響き渡る
侑
侑
治
治
咲嶺
倫太郎
幸先さんを褒める2年
私はバレー部のみんなに
”褒められたことがない”
ゆな
咲嶺
ゆな
咲嶺
咲嶺
ゆな
褒められて頬 鼻が赤くなっていた
愛されるために生まれてきんだろう
咲嶺
侑
治
倫太郎
ゆな
侑
治
倫太郎
私とは態度が違う
咲嶺
ゆな
咲嶺
侑
治
倫太郎
ゆな
ゆな
信介
北信介
彼は唯一私の心配をしてくれる
優しい
儚い
安心感
ゆな
その時だった
母親
ゆな
母親だった
何年ぶりだろうか
信介
倫太郎
母親
母親
母が私の頬に一発
ビンタをした
そこから10分
私は血が出るまでビンタや蹴られたり
妹との比較
生きている価値がないことを
話された
母親
妹
ゆな
私の口から血が出る
鼻血もそうだし
足にはアザだらけ
辛い
悲しい
悔しい
ゆな
鎖がついてるな
信介
北さんが私に触ろうとする
ゆな
信介
感情がぐちゃぐちゃだ
鼓動が止まりそうなくらい早く動いている
痛い
暑い
呆れる
ゆな
ゆな
ゆな
ゆな
目から涙が溢れ出る
目の前がぼやける
血が出すぎている
私は怒りをぶつけてしまった
ゆな
ゆな
ゆな
ゆな
ゆな
ゆな
ゆな
ゆな
ゆな
ゆな
ゆな
ゆな
ゆな
ゆな
ゆな
マネージャー辞める
ゆな
侑
侑
ゆな
ゆな
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