想光
俺の家は母子家庭だった
想光
お母さん
想光のお母さん
どうしたの?
想光
腕、切っちゃって
想光のお母さん
あら、見せてみなさい
想光のお母さん
治療中
想光のお母さん
はい!これで大丈夫よ
想光
ありがとう
だからお母さんは無理してた
想光
カタカタカタ
バリーん!
想光
?今下から音がしたような
想光のお母さん
あああああ!
想光
?行ってみよ
そんなとき絶縁した父親が来てた
想光
え…お母さん?
想光のお母さん
………
想光
お母さん?!お母さん?!
そこには、
血だらけになっている母が居た
想光のお母さん
………
想光
う、そだよね?
想光
嘘だ。嘘だ。
想光のお父さん
嘘じゃないよ
想光
お父さん?
想光
お父さんがやったの?
想光のお父さん
そうだよ
想光
なんで、なんで。
想光のお父さん
こいつがお前のことを庇うからだよ!
想光のお父さん
お前が生まれてこなければよかったんだ!
想光のお父さん
死ねっ!
警察
ガタッ
想光のお父さん
なっ!
警察
殺害の容疑で逮捕します!
想光のお父さん
くそが!
想光
あっ
それから俺は孤児院に入ることもなく、なぜか国の総領の裏側近となった
想光
ハァ
想光
この瞳が無ければよかったのに
父さんが怒ってたのも瞳のせいだ
この国では「黒、白、赤、青」のオッドアイを持った者は災いの象徴だった
想光
(なんで)
夢闇
痛っ!
この時だった夢闇とあったのは
M国の書記長
黙ってろ!
M国の書記長
タッタッタッ
夢闇
うぅ…
想光
あの大丈夫?
夢闇
んぇ?君も奴隷?
想光
奴隷じゃないよ?俺は裏側近
夢闇
………そっか、知らないんだね。
想光
何が?
夢闇
裏側近はね、奴隷なんだよ?
想光
え?
夢闇
あっそうだ!
夢闇
俺は今日から裏側近になった夢闇
夢闇
よろしくね!
想光
あっうん
想光
俺は想光
想光
よろしく
夢闇
想光は青と赤のオッドアイなんだね
想光
もしかして夢闇もオッドアイ?
夢闇
うん
夢闇
ホラッ
そこには、白と黒のオッドアイがあった
想光
綺麗(ボソッ
夢闇
!
夢闇
ありがと
それから俺らはいつも一緒に過ごした
そんなある日
起きたら森にいたのだ!
想光
?えっ?
夢闇
うんぅ〜どうしたの?
夢闇
……どこ?
想光
わからない
夢闇
外に出れた?
想光
!確かに
???
あれっ?君たち何してんの?
想光
!
夢闇
誰?
???
この森の管理人
夢闇
あっ
想光
えーと
???
まぁいいや
???
これから雨降るから俺の家においで?
想光
分かりました
不思議な子を二人見つけた
雨も振りそうだったから家につれてきた
???
どうしよっか
???
二人、家は?
想光
ないです
夢闇
俺は〜わからないです
???
じゃぁ嫌になるまでここに居な
想光
えっいいんですか?
???
困ってる人がいたら親切に
???
だろ?
夢闇
ありがとうございます
???
部屋は階段登って一つ目のとなり使いな
想光
分かりました
???
(なんで神と悪魔の使いがあんな所にいたのかね)