君と出会ったのは確か初夏の昼下がりだったと思う
君は花屋を出てすぐの通りでタクシーを待っていた
僕はその後ろ姿に吸い寄せられるように君に声をかけた
グ○
そう言って僕は落とした封筒を君に渡した
すると君はニコッと微笑んで 「ありがとうございます」と言った
僕はその優しい君の笑顔に一目惚れをしてしまったんだ
グ○
僕はいつの間にかこんなことを口走っていた
すると君は「いいですよ」とまた微笑んだ
カフェに着くと君は僕に「何飲まれますか?」と聞いてきた
僕はとっさに 「コ、コーヒーを!」と言った
コーヒーは苦くて1度も美味しいなんて思ったことがなかった
それなのにこの時はコーヒーを美味しげに飲んだ
今なら分かる。あの時きっと僕はカッコつけたかったんだろうと(笑)
○○
グ○
グ○
○○
○○
君はそう言うと僕の顔を見て 「かっこいいですね」と言った
僕は自分の鼓動が高鳴るのが分かった
そして僕らはたわいもない会話をしカフェを後にした
僕は「連絡先交換しませんか?」と君に言った
君は「ぜひ。」と言って携帯を取り出した
君の携帯のロック画面に見覚えのない数字が並んでいた
あと538日
何なのか気になった僕は君に尋ねた
グ○
すると君は一瞬悲しげな表情をしたがすぐに微笑んでこう言った
○○
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