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ねこねこにゃんこ
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#〔インターネット少年/少女〕
狸野 ゆゆせ
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……会って話したい
レイからそう送られてきたのは、配信が終わって少し経ったころだった。 朝比奈ひかりは、スマートフォンの画面を見つめたまま、しばらく動けなかった。 会って話したい。 その四文字だけで、胸の奥がじわりと熱くなる。
月城レイ:会って話したい 朝比奈ひかり:うん。どこで?
返事を送ってからも、指先が少しだけ震えていた。 もう、分かっている。 たぶん、今日で終わる。 ずっと曖昧だったものに、名前がつく。 そう思うのに、不思議と怖さだけではなかった。 少しだけ、嬉しかった。
駅前の小さなカフェは、夕方の人波が落ち着きはじめたころだった。 窓際の席に座ったレイは、ひかりが入ってくるのを見つけると、軽く手を上げた。 いつもならそれだけで少し安心するのに、今日は逆に胸がうるさくなる。
朝比奈 ひかり
ひかりが席につくなりそう聞くと、レイは少しだけ笑った。
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
ふたりとも、笑っていた。 なのに、いつもの調子とは少し違う。 向かい合って座っただけで、空気が妙に静かだった。 注文した飲み物が運ばれてきても、しばらく二人とも手をつけない。 ひかりはカップの縁を指でなぞり、レイはテーブルの上の水滴を見つめていた。 先に口を開いたのは、レイだった。
月城 レイ
ひかりの背筋が、少しだけ伸びる。
朝比奈 ひかり
レイは、視線を上げないまま続けた。
月城 レイ
ひかりは、息を止めた。
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
レイは、ようやくひかりを見る。 その目は、もう逃げていなかった。 静かで、まっすぐで、少しだけ緊張しているのが分かる。
月城 レイ
その言葉が、まっすぐ落ちた。 ひかりの胸が、ひとつ大きく跳ねる。
朝比奈 ひかり
言葉が出ない。 出ないけれど、目の前のレイから目をそらせなかった。 レイは、少しだけ息を吐く。
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
ひかりは、小さく頷いた。
月城 レイ
レイの声は、少しだけ低かった。
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
ひかりは、少しだけ息を吸った。 胸が熱い。 嬉しい。 怖い。 でも、それ以上に、もう逃げたくなかった。
朝比奈 ひかり
言いかけて、少しだけ声が震える。 レイが、黙って待っている。 その沈黙が、背中を押した。
朝比奈 ひかり
レイの目が、ほんの少しだけ見開かれる。 ひかりは、自分で言ったくせに顔が熱くなって、そのまま少しだけ視線を落とした。 でも、止めなかった。
朝比奈 ひかり
今度は、ちゃんと声にできた。 カフェのざわめきが、少しだけ遠くなる。 目の前のレイだけが、やけに近い。 レイは、しばらく何も言わなかった。 ただ、少しだけ目を伏せて、それから静かに笑った。
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
レイは、少しだけ照れたように視線を逸らす。
月城 レイ
ひかりは、その言葉に少しだけ笑ってしまった。
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
そのあと、ふたりはしばらく黙った。 でも、その沈黙はもう苦しくなかった。 むしろ、少しだけあたたかい。 ひかりは、ゆっくりレイを見た。
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
言いながら、ひかりは少しだけ言葉を探す。 付き合う。 恋人。 特別。 どれもまだ、口にするには少しだけ照れくさい。 レイも、その続きを待っていた。
朝比奈 ひかり
その質問に、レイは少しだけ目を細めた。 そして、すぐには答えず、ほんの少しだけ笑う。
月城 レイ
ひかりの胸が、また少しだけ熱くなる。
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
レイは、少しだけ肩をすくめた。
月城 レイ
ひかりは、自然と背筋を伸ばす。 レイは、目の前のひかりをまっすぐ見て、静かに言った。
月城 レイ
ひかりの心臓が、音を立てる。 たったそれだけなのに、どうしてこんなに嬉しいのだろう。
朝比奈 ひかり
ひかりは、少しだけ笑って頷いた。
朝比奈 ひかり
レイが、そこでようやく少しだけ表情をゆるめた。
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
ひかりは、思わず吹き出した。
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
ふたりは、小さく笑った。 その笑い声は、今までよりずっとやわらかかった。 少しして、ひかりがふと視線を落とす。
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
レイは、少しだけ黙ったあと、静かに答えた。
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
ひかりは、そこで顔を赤くした。
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
レイは、カップを持ち上げて、ようやくひとくち飲んだ。 ひかりも少し遅れて、自分の飲み物に口をつける。 味はもう分からなかった。 ただ、胸がずっとあたたかい。
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
レイは少しだけ考えるように黙った。 それから、ひかりを見て言う。
月城 レイ
ひかりは、少しだけ目を丸くした。
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
レイは、ほんの少しだけ口元をゆるめた。
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
返せない。 その様子を見て、レイが小さく笑う。
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
ひかりはまだ少しだけ顔が熱いままだったけれど、今度は前よりちゃんと笑えた。 好きだと分かって、言葉になって、返ってきた。 それだけで、世界が少し違って見える。 窓の外では、夕方の光が静かに傾いていた。 店を出るころには、空気は少しだけ冷たくなっていたけれど、並んで歩く二人の間は、さっきよりずっとあたたかい。 ひかりは、隣を歩くレイを見上げる。
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
レイが、少しだけ目を細める。
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
ひかりは、その言葉に少しだけ笑った。
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
レイは、少しだけ驚いたようにこちらを見る。
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
レイが、少しだけ照れたように視線を逸らした。 その横顔が、ひどく愛しかった。 ひかりは、もう隠す必要がないことを知っている。 レイも、同じだ。 これから先、きっとまだ不器用で、照れて、言い合って。 そのたびに少しずつ、ふたりの形を作っていくのだろう。 でも、もう大丈夫だ。
好きだと分かった。 好きだと伝えた。 そして、返ってきた。 ひかりは、そっとレイの隣を歩きながら、小さく息を吐いた。
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
今度は、もう逃げなかった。 レイは一瞬だけ足を止めて、そして、少しだけ笑った。
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
ひかりは、ほんの少しだけ涙が出そうになった。 でもそれは、悲しいからじゃない。 嬉しいからだ。
朝比奈 ひかり
ひかりは笑う。
朝比奈 ひかり
ふたりは、そのまま並んで歩き出す。 もう、誤魔化さない。 もう、隠さない。 そうやって始まる日々が、きっとこれからいちばん大事になる。 夕方の空は、少しだけやさしく見えた。
コメント
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うわああああ…やっと、やっとだよ…🥀🤍 「会って話したい」のラインだけで胸がきゅってなった。 カフェのシーン、ふたりともちゃんと向き合ってて、言葉を選んでる感じがすごく伝わってきた。 「いてほしい」とか「決まり」とか、レイくんの不器用な優しさに泣きそうになる… ひかりちゃんが最後に「好き」を怖がらずに言えたの、本当によかったね。 このふたりの関係が、ちゃんと“好き”って名前になった瞬間を見られて幸せです。 すがさん、こんなに丁寧で温かい両想いのシーンをありがとうございます…。 これからも応援してます📖💫