緑谷
無個性の僕で、ごめんなさい…

緑谷
生きてて、ごめんなさい…

緑谷
ごめんね、おかあさん…

緑谷
…誰もいないよね?(・ω・。)キョロキョロ(。・ω・)

緑谷
最期になんか歌おうかなー、、

オバホ様、下?から見てた
(言い方合ってっかな?)
オーバーホール
(ん?あそこに誰かいる?)

オーバーホール
…行ってみるか…

オーバーホール
(学ラン?中学のガキか?というか屋上にいるってことは…自殺か?)

オーバーホール
(何故だろう…あのガキがとても気になる…落ちるまで少し見てるか)

緑谷
何歌おうかな〜

オーバーホール
(歌うのか?少し気になるな…)

緑谷
あっ!あれにしよ!

緑谷
( '-' )スゥゥゥ⤴︎︎︎

緑谷
僕の居る意味はどこにあるの?

緑谷
誰かに必要とされたかった

緑谷
夢や希望も…捨てきれないけど…

緑谷
何となく今を生きている

緑谷
嗚呼

緑谷
どれだけ叫んでも

緑谷
この声は君には届かない

緑谷
嗚呼

緑谷
どれだけ叫んでも

緑谷
この声は君には届かない

オーバーホール
(優しい綺麗な声だな( ˶˙ - ˙˵ ))

オーバーホール
(君って誰のことだ?必要とされたかった…いじめか?夢も希望も捨てざるを得ないのか?)

オーバーホール
(こんなに若いのにな…可哀想に…歌い終わったら話聞いてみるか)

緑谷
金木犀の匂いがした

緑谷
明日のことも忘れたくなった

緑谷
いっそ逃げてしまおうかな

緑谷
僕は悲劇の主人公だ

緑谷
やさしいヒトで居たいな

緑谷
でもそんな思いも偽善だ

緑谷
誰も幸せにできないの

緑谷
都合良いね、涙が出るのグスッ

オーバーホール
!?(泣いてる!?)

オーバーホール
(声が震えている…そこまで辛いのか…?)

緑谷
嗚呼

緑谷
どれだけ歌っても

緑谷
この声は君には届かない

緑谷
嗚呼

緑谷
どれだけ歌っても

緑谷
この声は君には届かないグスッ

緑谷
嗚呼ッ

緑谷
息がッ苦しくなるポロポロ

緑谷
この歌もいつしか終わりが来るポロポロ

緑谷
嗚呼ポロポロ

緑谷
息が苦しくなる…ポロポロ

緑谷
この地球もいつかは終わりが来るポロポロ

緑谷
…金木犀の匂いをまたポロポロ

緑谷
思い…出した…ポロポロ

緑谷
ポロポロ

オーバーホール
ポロポロ

緑谷
……よしっ、歌ったしそろそろかな〜ポロポロ

緑谷
ごめんね、おかあさん。無個性なんかで生まれてヒーローなんか目指しちゃってポロポロ

緑谷
無個性の僕には分不相応だったねッ笑

オーバーホール
(!無個性なのか!)

緑谷
かっちゃんも、ごめんね。こんな僕が…幼なじみで…

オーバーホール
おい、そこのお前

緑谷
うへっ!?ぼぼぼ僕ですか!?:(´◦ω◦`):

オーバーホール
お前以外に誰がいる

緑谷
あ、ホントだ

緑谷
というかいつからそこに?

オーバーホール
お前が立ってるのが見えてな、気になって来てみた

緑谷
ぅえ!?じゃ、じゃあ全部聞かれてた、、、?恥ずかしい(/ω\*)

オーバーホール
( ゚∀゚)・∵. グハッ!!

オーバーホール
(か、かわいい!)

オーバーホール
お前、名前は?

緑谷
み、緑谷出久です!!

オーバーホール
俺は治崎廻だ。死穢八斎會の若頭だ。

緑谷
えと、ち、治崎さん?

オーバーホール
………廻でいい( ˶・-・˶)

緑谷
?じゃあ廻さん?

オーバーホール
ふむ(*´ω`*)

オーバーホール
先ほど聞こえたのだがお前は無個性でヒーロー志願なのか?

緑谷
………無個性の元ヒーロー志願です…無個性は、夢を持っちゃいけないし、生きててもダメなんです……(´;ω;`)

緑谷
…今日は幼なじみに「来世は個性が宿ると信じて屋上からのワンチャンダイブ」って言われて……(´;ω;`)

オーバーホール
(その幼なじみ殺してやりたい…)

オーバーホール
ポンポン(*-ω-)ヾ(・ω・*)

緑谷
んっ?か、廻さん?

オーバーホール
お前はよく頑張ったな。偉いぞ。

オーバーホール
出久…だよな?

緑谷
はい

オーバーホール
死穢八斎會に来ないか?俺の補佐をして欲しい

緑谷
!

緑谷
いいんですか?

緑谷
僕、あなたのヒーローになってもいいんですか?(´;ω;`)

オーバーホール
ああ

オーバーホール
俺のヒーローになってくれ、出久

緑谷
はい!喜んで!(*´ ˘ `*)ニコッ

オーバーホール
( ´ཫ` )

オーバーホール
( ´ཫ` )

オーバーホール
行くぞ出久、アジトに案内しよう

緑谷
うんっ!よろしくね、廻さん!

オーバーホール
(かわいい…)

その後死穢八斎會のアジトで部下とかにめちゃんこ好かれて
なんかいつの間にか死穢八斎會のアイドル兼治崎廻の嫁認識されてた出久くんであった