青黄です。
苦手な方は回れ右。
僕と君は幼なじみ
保育園から高校までずっと 一緒で、何をするにも2人セット
人見知りで泣き虫な君を守るために 僕はいつも傍にいた
まるでお姫様を守る騎士のように
僕はあたりまえのように これからもずっと2人一緒だと 思っていたのに、君は
黄くん
そういった
青くん
黄くん
赤くんから、恋人との惚気を 聞かされて、羨ましくなったらしい
"僕も誰かを愛したいし愛されたい"
そんなの、僕でいいじゃないか、 そう思ったけど君が 望んでいない事はしたくない
王子様になれなくても 騎士でも君の隣にいられるなら
他の誰かと結ばれても、君が 幸せなら僕はそれでいい
だけど、そんなに早く都合よく 恋人ができるはずがないと思っていた
だから、しばらくはまだ君の 隣にいられると思っていた...のに
黄くん
嬉しそうに笑って 僕の名前を呼ぶ君
青くん
黄くん
僕に向かってそう笑いかける君に
青くん
そんな事しか言えなくて
黄くん
これから、君の隣は僕じゃなくて その恋人さんになって
その笑顔を僕だけじゃなくて 他の人にも見せるんだ
その声で僕ではない 他の誰かの名前を呼んで
そう思うとすごく苦しくて でも、応援するしかできなくて
それからの日々はすごく変わった
君が隣にいない日々は寂しかった
君を守る騎士の役割も 恋人さんがしてくれるから 君の傍にいる理由もなくなった
やっとその生活に慣れてきたと 思っていた頃
黄くん
久しぶりに君に名前を呼ばれた
その弱々しい声に驚いて 急いで駆け寄ると、君は 僕に抱きついてきて
これは君が悲しい思いを した時のサイン
小さい頃から、 "慰めて"、"頭撫でて"そう言いながら 抱きついてくる君を僕が守ってきた
青くん
黄くん
黄くん
黄くん
黄くん
黄くん
消えてしまいそうな声で ゆっくりと話してくれる君
僕はなぜ、気付いてあげられ なかったのか、後悔していた
きっと、君の幸せそうな姿を 見るのか怖かったんだ
黄くん
1人で怖かっただろう 不安だっただろう
青くん
青くん
そう言いながら頭を撫でてあげる
黄くん
ふにゃりと笑いながら言う君
青くん
つい、そう言ってしまったけど 君は黙り込んでしまったから "やってしまった"と後悔した
青くん
青くん
黄くん
青くん
黄くん
なんだか遠回しにさっきの 質問に"イエス"と言われている ような気がして
青くん
黄くん
その言葉を聞いて思わず 強く君を抱きしめた
青くん
青くん
青くん
やっと言えた
心の奥深くに閉じ込めていた 思いを伝える事ができた
黄くん
くすくすと笑いながら僕の背中に 手を回してそう言う君
青くん
黄くん
照れながら、僕の目をしっかり 見つめながら言ってくれて 僕もそのセリフを 忘れていた事に気付く
青くん
お姫様はいつの間にか 騎士の僕を王子様にしてくれて いたようです
王子様には程遠い僕だけど 一生守るから、離れないでね
読んでいただき ありがとうございました。
コメント
5件
フォローと連載ブクマしつれいします…… ߹ ߹✨♡
今日初めて見たんですが、、とっても面白ろかったです
黄くん可愛すぎるᐡ⸝⸝> ̫ <⸝⸝ᐡ 青くんは王子様でかっこいい‼️ ストーリー最高でした✨