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放課後
チャイムが鳴り生徒たちはそれぞれ部活へ行く
渡辺は職員室で先生に頼まれたプリントを届け終え一人で廊下を歩いていた
渡辺
渡辺翔太 高校二年生 人見知り バスケ部のマネージャーをしている
深澤
深澤辰哉 高校三年生 バスケ部エース モテ男 超塩対応
渡辺は足を止めゆっくり振り返る そこには制服のシャツを少し着崩した長身の男子が立っていた バスケ部エースの深澤辰哉
渡辺
深澤
渡辺
深澤はゆっくり渡辺の前まで歩いてくる 無表情 何を考えているのか全く読めない 渡辺は思わず一歩後ずさった
深澤
渡辺
深澤
渡辺
深澤
深澤
渡辺
渡辺
深澤
渡辺
深澤
渡辺
深澤は渡辺の反応を気にする様子もなくくるっと背を向ける
深澤
それだけ言うとスタスタと体育館の方へ歩いて行ってしまった
渡辺
もちろん返事はない 廊下には取り残された渡辺だけが立っていた
渡辺
渡辺
渡辺
でも――。 あれが、渡辺翔太と深澤辰哉の距離が少しずつ変わり始める最初の出来事だった
ゆい
ゆい