私があの男の子と出会ったのは 今から、8年前、 小学1年生こときに出会った。
同じクラスだったからずっと 「裕太くん」を目で追っていた。
私は「裕太くん」が好きだった。
裕太くんは男女とわず周りの子が 困っていたら、迷いもなく 助けてあげられる子だった。
私も助けてもらった。
ある日、私が先生に荷物も持ってきて欲しいということだったので、
私は頑張って持っていこうとしたら、 前から裕太くんが 走っている事に気づいた。
私は鬼ごっこをしているんだ、 と思って、避けようとしたら
私の目の前に来て、
裕太《小学生》
裕太《小学生》
華野美桜《小学生》
華野美桜《小学生》
裕太《小学生》
裕太《小学生》
裕太《小学生》
裕太《小学生》
華野美桜《小学生》
この男の子が私の 初恋の北島裕太くんだ。
でも、その恋はあっという間に 砕かれてしまった。
華野美桜《小学生》
先生
先生
華野美桜《小学生》
華野美桜《小学生》
華野美桜《小学生》
華野美桜《小学生》
華野美桜《小学生》
華野美桜《小学生》
華野美桜《小学生》
私はずっと教室の隅にいました。
長い間泣いて、泣いて
寝ていました。
すると、ドアが開く音がして。
ガラガラガラ
裕太《小学生》
華野美桜《小学生》
私は涙を拭って笑顔で
華野美桜《小学生》
裕太《小学生》
裕太《小学生》
裕太《小学生》
そうだ、裕太くんはだれも1人に なんかしない優しい子なの
だから、私を見捨てなかったんだ、
拭いたはずの涙が
1つ
また1つと
私のスカートに水玉を 作っていきました。
裕太《小学生》
裕太《小学生》
裕太《小学生》
華野美桜《小学生》
華野美桜《小学生》
華野美桜《小学生》
裕太《小学生》
私は裕太くんに手を引かれて 運動会のダンスの練習をしました。
誰もいない放課後の
赤く染まった教室の中
裕太くんは王子様
私はプリンセス
ずっと、ずっと。
このままで、時間よ
止まって。
でも、別れの時間は来てしまう。
神様はイジワルです。
でも、これは、私が強くなるための 修行なの。
別れる時は、笑顔で
華野美桜《小学生》
裕太《小学生》
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