稲荷崎高校の夢

合宿初日

兵庫とは違う京都の暑さにやられる2年ズ

初日から気温差にへばっていた。

合宿での練習は終わり、各自居残り練習等をして過ごしていた。

誰も居ない体育館に4人で休憩を取りながら練習を続けていた。

ひょこっと顔を出して体育館に様子を見に入ってきた🌸

🌸の言葉に慌てていた2年ズの所に、少し急いだ様子の北が体育館に顔を出す。

北の呼び出しに少し驚きながらも、軽く挨拶をして慌てて帰る🌸

バイクで迎えに来た人物を考え、想像を膨らませる。

侑が先陣を切り、バタバタと体育館を出る

薄暗い昇降口前

そこにはヘルメットを被ってバイクに跨る1人の男性が🌸を待って居た。

陰に隠れてヒソヒソ話す2年ズ

そこに準備を終えて出てきた🌸が小走りで駆け寄る。

ヘルメットを受け取って軽く談笑する🌸

🌸達の聞こえない会話にも想像を膨らませて話をする2年ズ

突然背後から現れた北に驚きながら、慌てて食堂に向かう2年ズ

そして次の日も、そのまた次の日も毎日同じ時間に🌸の迎えが来ていた。

明るく手を振って挨拶をしながら、バイクの男性の所へ向かう🌸

今までの🌸の言動を思い返しながら話す侑、それにほか3人も納得する。

合宿最終日の夜

いつもの様に迎えの知らせをして体育館を出る北に、挨拶をする🌸

皆にも挨拶をしようとする🌸の言葉を遮る様に呼ぶ侑

こうして(主に侑の)勘違いから始まった🌸の彼氏疑惑は、幕を閉じたのだった。