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今日 傘持ってきた?

持ってない、笑

俺も~、

放課後の 教室

窓の外は どしゃ降り だった。

傘を 持ってきていない 俺と 「青」は

仕方なく雨が弱まるのを待つことにした。

……なぁ、

傘 買いに行く?

いや 待つ 、!

ケチだなぁ、

買いに行けばいいのに

行った所で 桃くんだって どうせ 買わないでしょ

言い合いながらも 俺たちは 机を並べて 座る。

青は 俺の幼馴染で なんとなくいつも一緒にいる。

別に親友って訳でも ないけど

隣にいるのが 当たり前みたいな 存在だった。

雨 なかなか止まないな

…走る、!?

お前バカ?

くふッ、笑

ふはッ、笑

青が笑って 俺も笑った。

二人でこうやって ふざけている 時間が

なんとなく 好きだった。

お揃いにしない?

は?

傘 買うなら同じのにしようって

なんでそんな事言うんだろう。

子供みたいな 提案に 胸が くすぐったくなる。

別にいいけど、笑

じゃあ決まりッ!

結局 俺たちはコンビニ に寄って 青いビニール傘を 二本買った。

帰り道 並んで歩く俺たちの傘が 雨に濡れながらも 綺麗に揃っていた。

また雨降ったら 一緒に帰ろうね ッ

青の言葉に 小さく頷く。

この雨の日のこと きっとずっと 忘れない。

幼馴染の関係が 特別な関係なものへと 変わった気がした __。

お揃いの青

Fin

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