絶対に守るんだ

明莉「血緋術式」

明莉「血塊辰砂！！」

あぁ。

もう死ぬんだ、、、

最後までダメな兄だったんだな

数年前

僕の家は複雑だった

母が浮気して、父と離婚

今は母のもとで生活しているが

それは苦痛の毎日だった

バシッ！

ボコｯ

ドカッ

こんな風に、毎日毎日

暴力を僕たちは受けている

今日は、まだマシな日だった

僕は最近、妹が母に似てきていて

妹が母みたいになるんじゃないかと思う

そんな事はないのに……

数時間後

ガンッ

母はタバコの灰柄を僕に投げてきた

全然大丈夫じゃない

泣き叫ぶくらいに痛い

本当にこの親

死んじゃえばいいのに

ボコッボコッ

次の日学校では

ボコッ

ボコッ

職員室

数分後校長室にて

家に帰って

ボコッ

ボコッボコッボコッ

この時僕の中で何かが切れた

ここは川です

この時、僕の目には、 はるねではなく、

母親が目に映っていた

ガシッ

死んじゃえ！！

ドンｯ！！

バシャン

はるとの頭の中

数時間後

ドボン

苦しい

殴られた傷 火傷の傷が

海の塩でしみる

でも痛みとかそんなのより

はるねを殺した時の感覚が

1番に覚えてしまっている

この日から数年後

ある少女がこの川に落ちた

僕達は呪霊となって この川に居たため、 この場面を見ていた

この子も死ぬと思っていた

でも違かったんだ

その子の兄、

日向翔陽という少年が

妹を助けたんだ

僕は感動した

妹のピンチに動ける兄が居ることに

妹も、あんな兄が欲しいと言った

そりゃそうだ

僕が殺してしまった上に 殺したのが兄だったから

僕は最後まで妹を守れなく

殺してしまった

最低なダメな兄だったから