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むかしむかしあるところに 悪逆非道の王国の 頂点に君臨するは 齢十四の王女様 絢爛豪華な調度品
アレン=エヴァドニア
顔のよく似た召使い 愛馬の名前は「ジョセフィーヌ」
リリアンヌ=ルシフェン=ドートゥリシュ
モブ
リリアンヌ=ルシフェン=ドートゥリシュ
リリアンヌ=ルシフェン=ドートゥリシュ
「さぁ、跪きなさい!」
悪の華 可憐に咲く
鮮やかな彩りで 周りの哀れな雑草は嗚呼 養分となり朽ちていく
リリアンヌ=ルシフェン=ドートゥリシュ
暴君王女が恋するは
カイル=マーロン
海の向こうの青い人
だけども彼は隣国の…
ミカエラ
子供
翠の女に…
カイル=マーロン
ひ と め ぼ れ
”嫉妬„に狂った王女様
リリアンヌ=ルシフェン=ドートゥリシュ
嫉妬に狂った王女様 ある日大臣を呼び出して 静かな声で言いました
リリアンヌ=ルシフェン=ドートゥリシュ
幾多の家が焼き払われ 幾多の命が消えていく 苦しむ人々の嘆きは――― 王女には届かない。
リリアンヌ=ルシフェン=ドートゥリシュ
アレン=エヴァドニア
リリアンヌ=ルシフェン=ドートゥリシュ
悪の華 可憐に咲く 狂おしい彩りで とても美しい花なのに 嗚呼棘が多すぎて触れない
悪の王女を倒すべく
ついに人々は立ちあがる
烏合の彼らを率いるは
ジェルメイヌ=アヴァドニア
赤き鎧の女剣士
ジェルメイヌ=アヴァドニア
長年の戦で疲れた
兵士たちなど敵ではない。
ついに王宮は囲まれて
メイド(家臣)
リリアンヌ=ルシフェン=ドートゥリシュ
ジェルメイヌ=アヴァドニア
家臣たちも逃げ出した
ジェルメイヌ=アヴァドニア
アレン=エヴァドニア
可愛く可憐な偽王女
ついに捕らえられた
アレン=エヴァドニア
悪の華 可憐に咲く
悲しげな彩りで彼女のための楽園は
嗚呼 もろくも儚く崩れてく
アレン=エヴァドニア
むかしむかしあるところに
悪逆非道の王国の
頂点に君臨してた
齢十四の王女様
処刑の時間は午後三時
王女と呼ばれたその人は 一人牢屋で何を思う?
アレン=エヴァドニア
ついにその時はやってきて
終わりを告げる鐘が鳴る
民衆などには目もくれず
彼女はこういった――――
アレン=エヴァドニア
バジュッーーーー
悪の華 可憐に散る
鮮やかな彩りで のちの人々はこう語る
『嗚呼 彼女は正に”悪ノ娘„』
コメント
1件
わあ、まさかの展開でした…!「すべては姉さんを守る為」というアレンの言葉が一気に物語をひっくり返して、胸がぎゅっとなりました。リリアンヌとアレン、入れ替わっていたんですね。それで「おやつの時間」というセリフが二度、象徴的に出てくる構成、すごく好きです。童話調の語りと残酷さのギャップが美しくて、続きが気になりすぎます…!