8/24
足取りはいつもより重かったが今日はしっかり学校へ行くことにした
誰にも会いたくなかったのでいつもより早く出て歩いた
案の定周りには誰もいなくて 暑い太陽の日差しだけが私を見つめてきた
○○(貴方)
そう呟き滴る汗を拭いながら歩く 手で風を少しでも私の元へ渡らせようと仰いでみるがあまり意味が無いのか暑さに変わりはなかった
そんな夏が嫌いで太陽から逃げるように走り校門へ入る
いつも通り自分の下駄箱へ靴を入れ上靴に履き替え教室へ急ぐ
○○(貴方)
早く来すぎてしまったのか辺りは自分の声以外なにも聞こえなかった 先生達は職員室や各クラスの教室へ居るのだろうか。 廊下にはセミの煩い声しか聞こえなかった
○○(貴方)
各々の教室をチラッと覗いてみる
先生が黒板に何かを書いているクラスや誰もいなく電気も付いていないクラス.教室には誰もいないもののクーラーを付けていてとても涼しそうなクラスなど
自分のクラスには先生がいるのか物音がしていた
○○(貴方)
先生かと思い人の気配がする方へ挨拶をしながら向く
ゾム
○○(貴方)
ゾム
○○(貴方)
ゾム
○○(貴方)
さっきまで合っていた視線を外され話を逸らされ不審に感じるが意気地のない私には彼の話に合わせるしか無かった
ゾム
○○(貴方)
ゾム
○○(貴方)
私のいなかった昨日の話を楽しくしてくれた彼のおかげで時間があっという間に感じた
私には彼が寿命を伸ばしているだなんて全く思えなかった クラスに1人は居る面白くて明るい人気者な普通の少年
強いていえば色白い肌と見るだけで暑くてむせ返りそうになる長袖のジャージだけが違和感だった
違和感はただそれだけだった
コメント
6件
続きが気になりすぎる。やばい(σ・ω・)σ
続き楽しみです!