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学校に来るまでが一瞬のように感じる
高校でも友達を作るつもりはない
クラスが賑わっている
ほとんどの人にもう友達が居る
バカバカしい
本を読んでいたら1日なんてすぐに終わる
幸い今日は短縮日課だ
はぁッ.....
帰るか....
帰り道に同じくらいの年齢の人を見かけた
多分同じ学校なのだろう.....
クラスにあんな人がいた気もする
11人だ。
みんな仲良さそう。
みんなが中心にいる
少し「羨ましい」と思った
et
呟く
誰にも聞こえないほんの小さな声で
すると水色のポニーテールの子が振り返る
私は咄嗟に目を逸らしてしまった
聞こえちゃってたかな....
今の私すっごく感じ悪い
最低だ
明日は...体育がある
クラス合同の......
地獄だッ....
本当に行きたくない
それでも行かなければならない...
et
et
誰もいない部屋で
小さな声で問いかける
そっと唇を噛み締め
ベッドに横になる
学校に行く意味ってなんなんだろう
いつも思う
勉強なら家で集中したほうが捗る
なのに学校に行く意味
私には分からない
分かりたくもない
そう思う