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デカパン博士の研究所
おそ松
……っていう事があって…
デカパン博士
チョロ松くんは何も覚えていないんダスか……
おそ松
本当に人が違うみたいだったんだよ……
デカパン博士
もしかするとそれは人格が違うのかもしれないダス。
おそ松
どゆこと？
デカパン博士
簡単に言うと二重人格､または多重人格かもしれないダス……
おそ松
あ〜聞いた事ある……
おそ松
それっていつものチョロ松の人格に戻す方法ってできんの？
デカパン博士
この薬を飲めば大丈夫ダス…
デカパン博士
デカパン博士
これダス！
おそ松
この薬は……
デカパン博士
飲めば人格が1つになるカプセルの薬ダス｡
デカパン博士
水と一緒に飲むダス。
おそ松
分かった……
おそ松
(これでチョロ松が戻ればいいんだけど……)
おそ松
ただいま〜
チョロ松
おかえり､おそ松兄さん
おそ松
おう
チョロ松
そういえばカラ松とトド松が上の部屋にこもってたんだけど何か知らない？
チョロ松
僕が呼んでも来てくれなかったんだ｡
おそ松
(さっき上に居ろって俺が言ったからな…)
おそ松
そうなんだ……
おそ松
変だな…
チョロ松
うん……
チョロ松
ところでおそ松兄さんどこに行ってたの？
おそ松
ちょっと散歩……
チョロ松
……そう…
おそ松
チョロ松､大事な話があるからリビングに来てくれない？
チョロ松
別にいいよ。
リビング
チョロ松
それで大事な話って？
おそ松
あまりお前からしたら信じられないような事なんだけど……
おそ松
チョロ松､お前は二重人格､多重人格かもしれない｡
チョロ松
は？
おそ松
お前は覚えてないかもだけどさっき…
チョロ松
ふざけないでよ！
チョロ松
僕がそんなわけないじゃん！
おそ松
でも……
おそ松
さっきお前が俺を殺そうとしたんだよ！
チョロ松
！？
おそ松
覚えてないだろ。
チョロ松
そんな事してないから覚えてるも何も…
おそ松
それで本当は散歩じゃなくデカパン博士の所に行ってたんだよ！
おそ松
この薬を飲ませれば治るって薬を貰ったんだよ！
チョロ松
！？
おそ松
これを飲めば……
チョロ松
はぁ？変なよく分からない薬を僕に飲めって！？
おそ松
じゃないともう俺達とは暮らせない！
チョロ松
そんな変な薬飲むくらいなら出ていく！
おそ松
おい､待て！
バタン
勢いよく玄関のドアが閉まる｡
おそ松
……
おそ松
(まずは上に居る2人と十四松が帰って来たらこの事を話そう……)
2階
おそ松
カラ松､トド松
トド松
あっ､おそ松兄さん！
カラ松
おそ松…
おそ松
チョロ松の事なんだけどさ……
おそ松
デカパン博士に聞いたら二重人格､多重人格の可能性があるって言われたんだよ…
トド松
二重人格……
トド松
聞いた事はあるけど……
カラ松
……
おそ松
それでデカパン博士から薬を貰ったんだ…
おそ松
一応チョロ松にはチョロ松が多重人格って事は話したんだ……
おそ松
だけど薬を飲んでくれなくて……
おそ松
そんで薬を飲まないなら俺達とはもう暮らせないって言ったら、
おそ松
そんな変な薬飲むくらいなら出ていくって言って本当に出ていった…
カラ松
(かなり計画は上手く進んでいるな…)
トド松
そうなんだ……
カラ松
……
その時
十四松
ただいま！
おそ松
おかえり十四松
トド松
おかえり十四松兄さん…
カラ松
おかえり……
おそ松
十四松､大事な話があるんだ……
十四松
？
おそ松
……って事があってチョロ松は今はいないんだ…
十四松
十四松
そ､そうなんだ……
おそ松
チョロ松を探しに行こうと思ったんだけど､もう夜だしあいつも大人だから大丈夫だと思うし､今はチョロ松の帰りを待とうと俺は思ってんだ｡
トド松
それで良いと思うよ…
十四松
それで帰ってこなかったら明日みんなで探しに行こ……
カラ松
そうだな…
カラ松
(どうせチョロ松の事だああなるに決まってる…)
夜
トド松
(結局チョロ松兄さん帰って来なかったな…)
トド松
…じゃあ電気消すよ……
おそ松
うん
十四松
うん
カラ松
……
1時間後
カラ松
(みんな寝てる…)
カラ松
！！
病みカラ松
よぉ
病みカラ松
俺
カラ松
俺…
病みカラ松
計画は上手く進んでいるな……
カラ松
まぁな…
病みカラ松
これからも引き続きよろしくな……
カラ松
あぁ
その頃チョロ松は
チョロ松
……
チョロ松
(なんで僕が疑われるんだよ……)
チョロ松
(もうこんなの嫌だ…)
???
辛いよね……
チョロ松
！？
チョロ松
だ､誰だお前！？
???
僕？僕はね……
病みチョロ松
君だよ…
チョロ松
はぁ？
病みチョロ松
今日おそ松兄さんに変な薬飲まされそうになったんだよね…
チョロ松
何故それを！
病みチョロ松
言ったでしょ､僕は君だって｡
チョロ松
……
チョロ松
本当に僕なのか……？
病みチョロ松
うん。
病みチョロ松
君が辛い思いをしているのも知ってる。
病みチョロ松
チョロ松はいつも真面目に頑張ってるのに誰にも褒められないで､それでも頑張ってるのも知ってる｡
チョロ松
……
病みチョロ松
それでさ
病みチョロ松
僕思うんだ。
病みチョロ松
この痛みからさよならしようと。
チョロ松
……？
チョロ松
それって……
病みチョロ松
死のうよ。
病みチョロ松
どうせ誰にも自分の頑張りを見てくれない､褒められないから｡
病みチョロ松
死んで楽になろうよ。
チョロ松
ぼ､僕は……
チョロ松
もう無理……
病みチョロ松
はいこれ。
チョロ松
ロープ……
病みチョロ松
これで首を吊ろうよ。
チョロ松
……
チョロ松
もう楽に…なれる？……
病みチョロ松
うん。
チョロ松
頑張んなくてもいいの？……
病みチョロ松
うん。
チョロ松
わかった……
チョロ松
ありがとうね…僕……
チョロ松
うっ……ぐっ…
チョロ松
……
という事で今回は終わりです｡
見てくれてありがとうございました｡ 面白かったら次回も見てください｡
それでは。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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