零苑
「私には生きがいが無い」
零苑
「はずだった...」
彼とあの世界に出会うまでは
零苑
お母さん、おはよう
母
...
零苑
「まぁ、いいや。」
零苑
学校行ってくるから
酒にまみれ無心な母
父は物心ついた時からいなかった
一軍トップ☆
あ、来た来た笑
一軍トップ☆
零苑おはよう
零苑
あ、おは...
一軍トップ☆
バシャ
零苑
...
一軍仲間A
ねぇー可愛そう笑
一軍仲間B
それなぁ
水が体全体に行き渡り冷えていくのが分かる
担任
早く席に着きなさい
一軍トップ☆
先生、零苑がビショビショで〜す笑
担任
...
担任
HRを始めます
一軍仲間A
シカトかよー笑
クラス委員長
...
誰も助けないのが現状
零苑
「なぜなら」
零苑
「一軍トップ☆は教育委員会の娘だからだ」
キーンコーンカーンコーン
零苑
やっと帰れる
零苑
ふー疲れた
零苑
こんな毎日いつまで続くのか...
零苑からしたらあと何年続くか分からないこの生活は地獄でしかなかった
自然と体が動き、窓から奈落の底に落ちようとしていた
???
???
お前か、俺を呼んだのは
零苑
「ふと、目が覚めた」
零苑
ん?
???
え?
零苑
ど、どろぼ...!!
???
待て待て落ち着け
零苑の口を押さえる不審者
(仮)魔法使い
よく聞け、俺は魔法使いだ
(仮)魔法使い
「お前の助けになるように」と魔法局に申請書がきている
零苑
「魔法使い!?魔法局!?」
続く...







