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舌打ちがここ最近の習慣になってしまっているななどと寝起きのくしゃくしゃの頭の中で考えてる。 まだぼやけている開いたばかりの目で時計を見ると14時過ぎだった いつも明日がこなければいいなんて思いながら眠りについている。 嗚呼またやってきた今日に舌打ちをして、 そうだ。今日が俺の最終演目だ。 始まる俺の最終演目。
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体温計を出して熱を測ると42度もあった。
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煙が出そうなほど体が熱い。 だけど、これで終わりだからかあまり感覚はなかった。 普通に動ける。
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最期になってからやっと周りが少し見えるようになった。 リンスー切れてたんだ。 洗濯も溜まってたんだ。
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たくさんのゴミを置き散らかして狭くなったベランダの様に前の俺には余裕がなかったんだなと思う。
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嗚呼、此処までだって笑った。 だって俺はもう自由なのだから。 この世界にはもう俺の逃げ場はないななんて現実逃避しながら歩いて行く。
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死への恐れはもうないな。
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心はただ軽かった。 遺書なんかは書いてない。 今まで忙しさの中に埋もれていた怠惰な性格がこんなところにまで出てきていることに笑ってしまった。 メンバーにはあの後連絡もしていない。 ついでに言うと通知も切った。 仕事はもちろん無断欠席だ。 今までずっと一緒にいた怠惰な性格にさえ笑われた気がした。 俺の人生、散々だな まぁ、それも今日で終わるんだが。 さあ何処までだって行こうか。
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結構歩いてきた。 普段あまり運動していないせいか、少し疲れた。 俺の行き場のないこの世界に花束でもプレゼントしてやりたい。
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辺りを見渡す限り、みんな幸せそうだ。
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廃ビルに入りゆっくりと階段を上がっていく。 これまでのことを思い出す。 嗚呼。これまで何度も散々だって嘆いた。もう何回だって憂いた。 宛名のない、誰かに向けた助けは届かずに。
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屋上に出る 殴り連ねた言葉と終わりに行こうか_
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ってそう何度も唱えて つかめずに消えてゆくユートピア
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ねえきっと 引き返すには少しだけ遅すぎたようだ。 終わりを告げた
綺麗な日だった
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リョク(主
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リョク(主
リョク(主
リョク(主
リョク(主
リョク(主
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リョク(主