TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

わんだほーい!

第2話

スタート

ン…ハァ…

ハハッ…また…切っちゃった…

お母さんに…怒られる?

私が…私が耐えればいい

痛いのも…苦しいのも…全部私だけ…私はいつになったら

ちゃんとした人間に…なれるかな

(何度…腕を切ったところで泣ける訳ない)

(いつから…泣かなくなったけ…)

隠さないと…

包帯…包帯…

パッ(鏡を見る)

え…

笑わなきゃ…笑わなきゃ笑わなきゃ

笑わないと…お母さんに…

あれ…笑顔って…なんでしないとダメなんだっけ

お母さんが悲しむから

どうして…私は運動してはいけないの?

私は女の子だから

私は…どうして夜に出歩いたらダメなの?

お母さんが心配するから

どうして…男の人と話したらだけなの?

お母さんが…男の人を嫌いだから

学校…行かなきゃ…

海の母親

海…おはよう

おはよう…お母さん

海の母親

どうしたの?元気ないわね

ごめんなさい…ちょっと色々あって

海の母親

そうなの?あまり無茶しないでね

うん

学校行ってきます

海の母親

朝ごはんは?

ガチャ

海の母親

えむ

海ちゃーん!

えむ

おはようわんだほーい!

鳳さん…わんだほーい

えむ

パァァ

えむ

やっとしてくれたー!

フフッそんなに嬉しい?

えむ

うん!

えむ

あ…(今の笑顔朝比奈先輩と少し似てる?)

どうしたの?鳳さん

えむ

なんでもないよ?

そっか

えむ

あ!寧々ちゃんだー!

寧々

え…えむ!?

えむ

おはようわんだほーい!

寧々

もうやめてよ…恥ずかしいから

えむ

エヘヘ!

鳳さん…その人は?

えむ

寧々ちゃんだよ!

えむ

フェニックスワンダーランドの歌姫!

寧々

ちょっと

初めまして…海です

寧々

私は…寧々

えむ

寧々ちゃん

寧々

何?

えむ

どうして…ここに?

寧々

あぁ…類を待ってる

えむ

類くん?

寧々

そう…いつも私が朝起こしてるから

えむ

寧々ちゃん偉いね!

寧々

そんな凄くない

(やっぱり…鳳さんと寧々さんはいいなぁ)

えむ

じゃああたしも類くん起こすの手伝う!

寧々

え?

えむ

海ちゃんは?

えっと…私は…

ガチャ

寧々

あ…起きた

えむ

類くん!おはようわんだほーい!

えむ

ほえ?

寧々

ごめんえむ

寧々

類は寝起きが悪いの

えむ

そうなの?

おや…えむくんじゃないか!

えむ

おはようわんだほーい

おはよう

寧々

早く支度して

わかっているよ

海の母親

海?

お母さん…

海の母親

その男の子は誰?

あ…えっと

海の母親

ねぇ…海…お母さん言ったよね?

海の母親

男の子とは話さないって

海の母親

どうして守れないの?

海の母親

ねぇ海?

ごめん…なさ…

海の母親

謝ったら許して貰えるの?

違っ

海の母親

何が違うの?

海の母親

海は今そうしようとしてたでしょ?

海の母親

あなたはお母さんの言うことを聞いていればそれでいいの!

(やっぱり…お母さんは…私の事を見てくれていない)

海の母親

あなたは私の跡を継ぐんだから…ね?

うん…わかってるよ…お母さん…

でもね…私…この人と話してないよ?

海の母親

え?

私は…鳳さんと寧々さんだけに話してたんだよ?

海の母親

それで?

え…だから…私はちゃんとお母さんとの…

海の母親

男の子と会う時点でおかしいのよ?

海の母親

あなたは

えむ

あ…あの!

海の母親

何?

えむ

もう…辞めてあげた方が

海の母親

あなた…何?

えむ

え?

海の母親

私たちの話に入ってこないでくれる?

(誰も助けてくれない…わかってる)

(私が間違ってた…)

鳳さん…もう大丈夫だよ

お母さん…ごめんなさい…私が間違ってました

海の母親

…分かればいいのよ?

海の母親

ごめんなさいね…怒ってしまって

大丈夫だよ

海の母親

学校頑張ってね

うん…

寧々

えむ

寧々…行こうか

寧々

うん…

(助けてくれなかったな…やっぱり私は…居なくなった方が)

えむ

海ちゃん!

鳳さん?どうしたの?

えむ

大丈夫?

うん

鳳さん…ありがとう

えむ

えむ

友達だから!

ッ…そっか…ありがとう

学校行こうか

えむ

うん!

ここ切ります!!

見てくれてありがとうございます

これでは!

ばいちゃ

ばいちゃ

この作品はいかがでしたか?

40

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚