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内藤 奏
魔法使い…?
川上暁人
そう｡
内藤 奏
私も…魔法使い｡
川上暁人
…そうなんだな｡俺たち…似てるよな
内藤 奏
確かに…
川上暁人
過去も似てるしな…
内藤 奏
うん｡
川上暁人
なぁ､急に聞いて悪いんだけど､俺のこと好きなのか?
内藤 奏
え
内藤 奏
誰から聞いたの?
川上暁人
和哉
内藤 奏
あいつ…ぜってぇに許さねぇ…
川上暁人
…俺の事好きなんだ｡
内藤 奏
うん｡
川上暁人
両思いだな｡
内藤 奏
え?
川上暁人
俺たち…両思いだよ
内藤 奏
…そう…なの?
川上暁人
付き合おうよ｡
内藤 奏
……え!?(((待って待って待って待って待って…え､学年1位の川上くんから…告白!?そんな馬鹿な!)))
川上暁人
嫌なら…いいけど｡
内藤 奏
嫌じゃない…私でよければ…付き合いたい｡
川上暁人
いいよ｡これからよろしくな｡
内藤 奏
うん…!こちらこそ…!
川上暁人
なぁ奏
内藤 奏
ん?
川上暁人
これ｡あげる｡
内藤 奏
なにこれ?
川上暁人
俺のある人の肩身｡
内藤 奏
え!?貰っていいの!?
川上暁人
お前に持ってて貰いたい｡
川上暁人
理由は…後ほどわかるだろう｡
内藤 奏
そっか｡わかった｡
奏がポケットに肩身を入れた次の瞬間____
ｺﾞｫｫｫｫｫｫｫｫｫ
内藤 奏
!?地震!?
川上暁人
奏!潜れ!!!
内藤 奏
うん!
2人が潜った瞬間地震は収まった
内藤 奏
一体なんだったんだろう｡
川上暁人
なぁ､嫌な予感するのは…俺だけか?
内藤 奏
いや…私も｡
????
…｡
内藤 奏
誰だ!
????
＿＿＿＿
内藤 奏
?
????
＿＿＿＿
川上暁人
(((何も喋らない…目も赤い…マントが首まで…まさか…)))奏!そいつと目を合わせるな!!!!!
内藤 奏
え!?わかった…
川上暁人
もし合わせたら…
吸血鬼になるぞ!!!!!
内藤 奏
え!?
川上暁人
基本あいつからは攻撃して来ない｡だけどあいつはシャイなんだ｡目を合わせると､襲ってくる｡
内藤 奏
シャイ…?
川上暁人
恥ずかしがり屋って事｡
内藤 奏
なるほど…
川上暁人
って!そんな事してる場合じゃない!こいつは目を合わせるまでその空間に居続ける!だから誰か犠牲にならないと……
内藤 奏
え!?誰が…
川上暁人
…俺がなるしかないだろ?
内藤 奏
は?やめて?
川上暁人
俺以外｡誰が居るんだよ｡
川上暁人
俺達の前に現れた｡何故俺たちの前に現れたか考えてみ｡
内藤 奏
私達は…今…
内藤 奏
わかんないよ…!
川上暁人
奏｡お兄ちゃんを思い出してみて｡
内藤 奏
お兄ちゃんを…?
奏｡男はいつか､女を守るため自分を犠牲にしないといけない｡お兄ちゃんは今､その時みたいだ｡
内藤 奏
って言ってた…
川上暁人
男は､女を守らないといけない｡俺は守るために吸血鬼になる｡
内藤 奏
そんなのやだ｡
川上暁人
大丈夫｡自我を保つから｡
内藤 奏
そっか…なら…
川上暁人
奏｡俺から君｡君から俺｡この言葉を覚えておいて｡
内藤 奏
わかった｡
川上暁人
じゃあね｡
内藤 奏
うん｡
????
＿＿＿＿
暁人は目を合わせた
次の瞬間＿＿
川上暁人
…熱い…吸血鬼になる時って熱くなるってホントなんだな｡
川上暁人
…(((奏…心配だな｡)))
内藤 奏
…
内藤 奏
…お兄ちゃん…
内藤 奏
お兄ちゃん…
内藤 奏
私…また…大切な人…無くしちゃったよ…
内藤 奏
お兄ちゃん…私って…もしかして…
いらないのかな
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