亜白
入れ

カフカ
失礼します

亜白
…カフカ、(くん)

少し驚いた表情をしたが
すぐに真顔に切り替えて質問をする
亜白
なんの用だ?

カフカ
その、……

亜白
………?

亜白
(カフカくんの
様子がおかしい、)

亜白
(あ、まさか)

上司である保科の訓練が
キツすぎるとかか…………???
亜白
(あいつめ……((ゴゴゴッ)

カフカ
ヒッ

カフカ
(なんか
よくわかんねぇけど
殺気立ってる!?)

カフカ
あ、亜白隊長に
ご相談がありましてっ

亜白
相談?

亜白
なにか悩みでも
あるのか?

カフカ
はい、

亜白
……ちゃんと個別で
話した方が良さそうだな

明らかに暗くなる声
それでも笑顔を絶やさないカフカに
亜白は思わず眉間にシワを寄せる
亜白
座れ

カフカ
あ、

カフカ
ありがとうございます

亜白
それで、どうした?

カフカ
実は、保科副隊長のことなんですけど

亜白
(やっぱり……)

カフカ
最近避けられてる
気がして、

カフカ
こっこんなんじゃ
駄目だってわかってるんですけど!

カフカ
訓練に気力が
湧かないというか、

カフカ
支障きたして

カフカ
俺、どうすればいいか
わからなくなって…

亜白
(これは相当だな)

亜白
君はそうなってしまった原因になにか心当たりはあるのか?

カフカ
………っ…

亜白
頼む、怒らないから
教えてほしい

カフカ
……、ひとつだけ

カフカ
俺、この前保科副隊長の行動に口挟んで

カフカ
そしたら訳あって
最終的に泣いちゃって、

亜白
……泣く???((ピクッ

カフカ
その時、副隊長が気遣ってくれてそのまま……

亜白
なるほど

亜白
それ以降、会話がないと

カフカ
あの時、結構
泣いちまったから

カフカ
単純に話し掛けづらいのかもなって…、

亜白
…カフカくん

カフカ
はっはい!?

亜白
今この部屋には
私とカフカくんだけだ

亜白
だから一旦、
気楽に話せるように

亜白
昔みたく話そう

カフカ
────ミナ…

カフカ
ごめん、
本当にごめんっ

カフカ
あ"り"がどぉ……ッ((グスッ

亜白
酷い顔になってるよ
カフカくん、w

その後相談も相まって
ほぼなにいっているのか分からない
カフカの想いを聞かされたのだった
亜白
カフカくんは彼のことをどう思ってるの?

カフカ
そりゃ、憧れの上司で
少しこう……

カフカ
胸あたりがモヤモヤ
するっつーか、??

亜白
モヤモヤ?
……まさか───

カフカ
なに、まさかモヤモヤの正体がわかるの!?

亜白
───なんでもない

カフカ
えッ

亜白
それは自分で気づいた方がいいだろうから

亜白
ごめん
私からは言えない

カフカ
そ、そうか、

亜白
とりあえず

亜白
一回話し掛けてみたら
いいんじゃない?

カフカ
え"ッ副隊長に!?
無理無理無理ッ

カフカ
気まずいって、!!

亜白
でも、まずは勇気を出さないと前へ進めないよ

亜白
君と保科の場合は
二つの意味でね

カフカ
はぁ…??

でも、確かに
ミナの言う通りかもしれねぇ
話し掛けないとずっとこのままだ
カフカ
(そんなの
絶対に嫌だ…!)

カフカ
だけど、、

亜白
……はぁ、
仕方ないな

亜白
私も手伝うよ
できる限りだけど!

カフカ
い、いいのか??

亜白
いつまでもうちの副隊長がそんな調子じゃ

亜白
流石に困るしね

亜白
なにより
君のことを助けたい

カフカ
ミナ……

亜白
私がカフカくんの背中を押してあげるから

亜白
安心して

カフカ
はは、俺はミナに
頼ってばっかだな…w

カフカ
(今は全然格好
つけられないけど………)

カフカ
いつか、俺もミナを
絶対に助けるから!!

亜白
ふふっ期待してるよ
