コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ついに、優希が実行すると決めた日
優希は決意通り楽器庫に来ていた。
休み時間
優希
優希
優希の手が小刻みに震える。
本当は、優希は知っている。
この震えが、変装がバレるかどうかの不安から来るものではないことを。
でも、優希は必死に誤魔化した。
勇気
優希
優希
優希
優希
優希
優希
優希
勇気
優希
勇気が、勢いよく優希の腕を掴む。
優希
勇気
優希の瞳から涙がこぼれだす。
優希
勇気
優希
そう言って、優希は少しはにかむ。
勇気
優希
勇気
優希
優希
勇気
優希
優希
優希
優希
優希
優希
勇気
勇気
勇気
優希
勇気
優希
勇気
優希
勇気
優希
勇気
勇気
勇気
優希
優希
優希
優希
優希の顔は涙でぐしゃぐしゃになっていた。
勇気
勇気
勇気
勇気
勇気
勇気の足が透け始める。
優希
優希
勇気
勇気
勇気
優希
優希
優希
勇気の足がもう完全に消え始めた。
優希
優希
勇気
勇気が優希の頭をそっと撫でる
勇気
勇気
勇気
勇気
勇気
優希
優希
勇気
優希
勇気
勇気
勇気
優希
シュンッ
勇気が、完全に消えた。
優希
優希
優希
優希
優希
その言葉に帰ってくる言葉はなかった。
……
……
あれから、何年、たっただろうか。
優希
優希
優希
優希は空を見上げる。
優希
相変わらず勇気からの返事が帰ってくるはずもない。
優希
でも、『魔法』のおかげで、
噂の幽霊との叶わぬ恋は新しい形で成就した気がした。
おわり