TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

⚠️注意事項⚠️ ・前作を読んでから本編を読むことを推奨します ・その他注意事項は1話でご確認ください

天馬司

"セカイ"…とは、どんな場所なんだ?

ミク

ワックワクでドキドキでニコニコする場所だよ!

鳳えむ

わぁ〜!すっごく楽しそう!行きたい行きたい!!

天馬司

お前、初めて魔法を使ったんだぞ、疲労感や不調は無いのか?

鳳えむ

あたしスーパーウルトラ元気だよ!

KAITO

うーん、でもえむちゃんの魔力は発現時よりも少し少ない気がするな

KAITO

念の為、魔力回復として休憩した方がいいかも

KAITO

"セカイ"は安息地でもあるからね

ミク

それじゃあ司くん、剣出して、剣!

天馬司

なんで剣を出すんだ

ミク

いいから〜!!

天馬司

分かった、分かった!

天馬司

『ステラ・レイジス』

🗡️✨🎼.•*¨*🌟¸¸🎼.•*¨*👑¸¸🎼.•*¨*🎠໋᳝݊

天馬司

出したぞ

ミク

そしたら〜、そこについてる"想いのかけら"に魔力を込めて!

鳳えむ

あ、司くんの剣に付いてる宝石、もしかしてあたしが拾った物と同じ?

鳳えむ

でも色が少し違う…あたしは"ピンク"だけど司くんは"黄色"だ

KAITO

それは"想いのかけら"って言ってね、神の使いは必ずそれを身につけるんだ

KAITO

その人の想いによって生まれるものだから1人ひとり違うんだよ

天馬司

よし、やるぞ!

天馬司

『ステラ・レイジス』!!

・・・

天馬司

……???

鳳えむ

……何も起きないね?

天馬司

何故だ!?まさかオレも魔力切れを起こしているのか!?

ミク

あ、使う魔法、司くんのオリジナル魔法じゃなかった!!

天馬司

早く言え!?

ミク

ごめんね〜

ミク

えっと、呪文は〜……

ミク

「ーーーーー」

天馬司

……それ、本当に呪文か?

KAITO

うん、問題なく発動する魔法だよ

天馬司

まぁ、2人がそう言うなら信じるが…

天馬司

天馬司

『untitled』(アンタイトル)

✨•*¨*🌟¸¸✨.•*¨*🍬¸¸✨.•*¨*🤖✨.•*¨*🎈

✨•*¨*🌟¸¸✨.•*¨*🍬¸¸✨.•*¨*🤖✨.•*¨*🎈

天馬司

あぁぁぁぁぁあ!!?……あ?

天馬司

……なんともないな

天馬司

『untitled』という魔法、とんでもない魔力を感じた…それだけ高度な魔法なのだろう

天馬司

おいミク!さっきの魔法はなんなん…だ…

天馬司

……

天馬司

いや、ここどこだ!?

天馬司

観覧車ってことはここは遊園地か?

天馬司

他にはメリーゴーランド、汽車、大量の風船

天馬司

…が、空を飛んでいる

天馬司

そういえばミクが楽しい場所とか言っていたが、まさか…

天馬司

いやいや、そんな遊園地
あるわけが無い

天馬司

きっと魔法で幻覚か夢を見ているんだ

天馬司

ミクー!KAITOー!えむー!居たら返事してくれ!

??))「司くーん」

天馬司

誰だ!

ミクダヨー

ミクダヨー☆

天馬司

ぎゃぁぁぁぁああああ!!!

天馬司

お前、誰だ!!?

天馬司

いや、それよりも近いな!!!

ミクダヨー

ゴメンネー、前がよく見えないんだヨー

天馬司

お前はここのマスコットか?

天馬司

すまないが中から出てきてくれないか?

天馬司

被り物を前に話すのは緊張するというか、慣れていないからな

ミクダヨー

分かったヨー、ちょっと待ってヨー

天馬司

その手じゃ上手く出来ないだろう、手伝ってやる

ガコンッ!

ミク

ビックリ、ドッキリ、ジャジャジャジャーン!!!

天馬司

なっ、ミ…ミクだったのか!?

ミク

ミクだよ〜☆

ミク

司くん、ようこそ"ワンダーランドのセカイ"へ!!

天馬司

……へ?

天馬司

ど、どういうことだ?"セカイ"というのはオレの居る場所とは違う異世界ということか?

ミク

ここはー、とても大事な想いから生まれた場所なんだよ!

天馬司

想いから?ますます分からん、魔法の一種なのか?

📯📯✨🎼.•*¨*🌟¸¸🎶✨🎼.•*¨*✨️

ミク

あー!もうこんな時間!

ミク

司くん、こっちこっち!

天馬司

うおっ、急に引っ張るなコケるだろう!

???

……

ミク

KAITOー!司くん見つけたよー!

天馬司

ここは…ステージ?

天馬司

(何故だろう、ここは見覚えがある気が…)

KAITO

やあ司くん、いらっしゃい

鳳えむ

あ、司くーん!

天馬司

KAITO、それにえむも

KAITO

ミク、連れてきてくれてありがとう

ミク

お易い御用だよ☆

鳳えむ

司くん、ここすっごく楽しいところだね!

天馬司

お前は馴染みすぎだ!少しは困惑してくれ…

天馬司

それで、この場所…"セカイ"とはなんだ

KAITO

想いの中でも、特別な想いから生まれた場所…それが"セカイ"だよ

KAITO

セカイには"秩序を保つ役割"があって神の使いの状態を回復する効果があるんだ

天馬司

……確かに、魔力が回復する感覚が早く感じる

天馬司

想いから生まれる場所だから魔力が充満しているということか

天馬司

それで、ここは誰の想いのセカイなんだ?KAITOか?

KAITO

ここは、"ワンダーランドのセカイ"

KAITO

君の想いから生まれたセカイだよ、"司くん"

天馬司

オレ……?

鳳えむ

ほぇ〜ここ、司くんが作ったセカイなんだ!!

鳳えむ

司くんってすっごいお師匠さんだったんだね!

天馬司

ふっ……ハーッハッハッハ!!そうだろう、そうだろう!!

天馬司

だが、なんでミクやKAITOはこの場所に居るんだ?

ミク

ミクたちは、司くんに"本当の想い"を思い出して貰うためにこの場所にいるの!!

天馬司

オレの、"本当の想い"?

KAITO

うん、司くんが"本当の想い"を見つけた時、そこから魔法が生まれる

KAITO

それは僕たちセカイに入れるみんなが使える魔法なんだ

天馬司

つまり"本当の想い"があればその魔法が使えるのだな!!

天馬司

だが心配しなくとも、そんなの分かりきったことだ!

天馬司

オレの想いはいつだって1つ、「最強のスターになる」こと!

天馬司

お前たちと契約した時からそれを目標として戦っている!!

ミク

うーん、それはそうなんだけどー…

KAITO

司くん…

天馬司

うっ…そんな哀れんだ目で見ないでくれ

KAITO

ごめんね、でも…もしこの場所が落ち着いたり、懐かしさを感じたりしたら

KAITO

それは絶対に忘れないで欲しいな

天馬司

なんで、それを…

??))「…………司、クン?」

天馬司

今度は誰の声だ?もうちょっとやそっとの事じゃ驚かn…

うさぎのぬいぐるみ

……司クン!

天馬司

ぬ、ぬいぐるみが喋っている…っ!!

鳳えむ

わぁ〜!かわいいうさぎのぬいぐるみだ!!

天馬司

こいつ、どうやって喋っているんだ?

天馬司

中にスピーカーでも入って…

うさぎのぬいぐるみ

本当ニ喋ッテイルンダヨー!!

天馬司

嘘、だろ?まさかそんなことが……

ミク

あ、もしかしてミクに着いてきたの?

うさぎのぬいぐるみ

ウン、ミクチャント一緒ニ歩イテイルノ見エタカラ!

KAITO

ここの子達は司くんの想いで動いている

KAITO

他の場所にもぬいぐるみくん達がいっぱい居るはずだよ

天馬司

そ、そうなのか…

うさぎのぬいぐるみ

ネェ、アタシノコト、覚エテル?

うさぎのぬいぐるみ

モシカシテ…アタシノコトモ忘レチャッタ?

天馬司

お、おい、こいつ少し…いや大分怖いんだが!?

天馬司

こっちに来るなっ……うおっ!!

ゴンッ

天馬司

ハッ…!!

鳳えむ

あ、司くん起きた!頭大丈夫?もう痛くない?

天馬司

えむ?…じゃあ、さっきのはやはり夢…

KAITO

司くん、氷とかいるかい?

うさぎのぬいぐるみ

ぉ、大キイ音ガシテビックリシタ!

天馬司

……夢じゃ、ないのか!?

ミク

ぬいぐるみさん、ずっと司くんの心配してたんだよ

うさぎのぬいぐるみ

アタシ、ズットココニイルヨ

天馬司

そ、そうだったのか…ありがとう…?

うさぎのぬいぐるみ

ウン!

天馬司

はぁ、今日は散々だな…ベットに入ったらすぐに安眠できそうだ…

天馬司

……いや待て、確かここに来た目的は…

ミク

ねーねー!!司くんから生まれた想いを見に行こうよ〜

天馬司

そうだ、目的はそれだったな忘れていた

KAITO

僕が魔力の反応から大体の居場所を見つけたからそこに行こう

KAITO

きっとここら辺だと思うんだけど…

ミク

うーん、風船さんはいっぱい飛んでいるよ〜

天馬司

そして、沢山のぬいぐるみ達が動いている……

鳳えむ

あ、ねえねえあそこに誰かいるよ!

天馬司

む?本当だ2人いるな、背丈的に子どもか?

???

ねえリン、やっぱりミク達探してるんじゃないかな?

???

だってだって〜、ここ楽しいんだもん!!

ミク

あー!リン、レン!!

KAITO

2人がこのセカイに来たんだね

???

あ、KAITOー、ミクー!!

???

ごめんね2人とも、リンが観覧車に乗ろうって一緒に行ってたの!!

???

レンもノリノリだったくせにー!!

鳳えむ

えっと、2人も神様なの?

???

そうだよ!!

鏡音レン

ボクは鏡音レン!

鏡音リン

鏡音リンだよ!!

鏡音リン

リンたちは、2人で1つの力を使う神様なんだ

鳳えむ

仲良しさんなんだね!

鳳えむ

あたし、鳳えむ!よろしくね

天馬司

オレは天馬司だ、よろしく

鏡音レン

2人のことは知ってるよ!

鏡音リン

ずっと近くで見てたもん!

鳳えむ

ずっと近くで……あ、

鳳えむ

もしかして、あの時あたしに声をかけてくれたのって…

鏡音レン

うん、ボクたちだよ!

鏡音レン

ボクたちの声、信じてくれてありがとう!

鏡音リン

リンはー、えむちゃんが信じてくれると思ってたよ!

天馬司

そうか、えむが魔法を使えたのはリンとレンのおかげでもあったんだな

天馬司

なあ2人とも、良ければなんだが、これからもえむを見守ってくれないか?

天馬司

オレの弟子なんだ

鏡音リン

もちろんだよ!

鏡音レン

任せてよ!

鳳えむ

司くん…リンちゃんとレンくんもありがとう!!

鳳えむ

ねえ司くん!早く魔法使いたい!

鳳えむ

あたしに、魔法を教えてくれないかな!?

天馬司

オレの修行は甘くないぞ、ついて来れるか?

鳳えむ

うん!

天馬司

それじゃあ明日からこのオレが、魔法のいろはを教えてやろう!!

鳳えむ

やったー!!

〜夜〜

鳳えむ

う〜……明日が楽しみすぎて寝れないよー

天馬司

お前は遠足を楽しむ幼稚園児か!!

天馬司

明日は体力を使うのだから寝た方がいいぞ

天馬司

よっこらしょっと…

スタスタ…

鳳えむ

司くんはどっか行っちゃうの?

天馬司

この場所はまだ慣れなくてな、少し散歩してくる

天馬司

オレのことは気にせず先に寝ていてくれ

鳳えむ

はーい

???))「ー、ーーーーーーーー!」

天馬司

天馬司

あぁ、今は誰もいないから気にせず話していいぞ

天馬司

しかし、こんな時間に珍しいな?

???

ーーー、ーーーーー…

天馬司

別にオレは気にしないのだが…

???

ーーー、ーーーー!

???

ーーーー、ーーー

天馬司

そうだな、ここは不思議なことばかり起きる

天馬司

だが、オレが作ったというのは信じられないけどな

???

ーー、ーーーーーー!

天馬司

ああ、えむの事か?

天馬司

すまなかった、今日は色々あって忙しかったしな

天馬司

会いたいなら声をかければ…

???

ーーー!ーーーーーーー

???

ーーーーー、ーーー

天馬司

そうか、お前が言うならそうしよう

天馬司

さぁもう夜も遅い、早く寝ないとまた寝坊してしまうぞ?

???

ーー、ーーーーー?

???

ーーーーー!!

天馬司

ははっそうだな、おやすみ

天馬司

……

ネェ、アタシノコト、覚エテル?

モシカシテ…アタシノコトモ忘レチャッタ?

天馬司

忘れた…?

天馬司

いや、オレのやるべきことはこれだとハッキリしている

天馬司

進み続けるんだ、天馬司

天馬司

それが、オレの夢への近道なのだから

ガサガサッ!!

天馬司

ここは次から次へと何かが起こるな、今度はなんだ…って

天馬司

おい、嘘だろ…ちょっと待て!!

天馬司

ぁあぁぁぁあぁぁあぁっ!!!

セカイを笑顔にする者

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

18

コメント

5

ユーザー
ユーザー

めちゃくちゃ良き!👍

ユーザー

メインストーリーだったり、過去の発言がところどころあったりしてエモいですね〜〜✨

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚