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LINE1374

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LINE1374

1 - あ

♥

44

2023年12月01日

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カズキ

カオリ、今日の夜よかったら一緒に花火大会に行かない?

カズキ

実は今日休日出勤の予定だったんだけどさ、人が足りてるみたいで僕休みもらったんだよ

カズキ

だからもしカオリが時間あれば一緒に行きたいなと思うんだけど、今何してる?

カオリ

え!?そうなの!?

カオリ

ごめんね〜カズキくんが仕事だって言ってたから私友達と予定入れちゃったの

カズキ

そうなんだ

カズキ

全然気にしないで!元々は僕が仕事入れてたんだから

カズキ

ごめんね、友達と楽しんでね!

カズキ

食事してるの?

カオリ

そうだね〜まあ友達の家でパーティみたいな感じ!

カズキ

そうなんだ

カズキ

もしあれだったら帰るタイミングで僕車で近くまで迎えに行くけど大丈夫?

カオリ

全然大丈夫!心配しないで!

カオリ

今日はそのまま友達の家に泊まる予定だからさ!

カズキ

そっか、わかった!

カズキ

ごめんね、僕彼女がいる生活ってあんまりなれてなくてさ、

カズキ

もしかしたら空回りしてないかなって心配してるんだ

カズキ

僕ちゃんと彼氏できてるかな?

カオリ

うんもちろん!私はカズキくんぐらい純粋で優しい男の人にあったことなかったから

カオリ

すごくびっくりしてるんだよ!

カオリ

すごく優しくいつも接してくれるし、私が困ってることあったらなんでも話聞いてくれるし

カオリ

すごい一生懸命私のために尽くしてくれようとしてるのが伝わってきて本当に幸せな気持ちになるの

カズキ

そう?

カズキ

そんなこと言ってくれて本当に嬉しいよ!!

カズキ

よかった、ちゃんとやれてたんだ

カズキ

僕もカオリさんと出会えて本当に嬉しいと思ってるよ

カズキ

今まで全く女性経験がなかったから

カズキ

女性の人が少し怖くて避けて生きてきたけど、

カズキ

今の自分のままじゃダメだってなって、勇気を出してマッチングアプリを始めてみたけど

カズキ

それでもなかなか女性に相手してもらえないし、

カズキ

なかにはすごく心無い言葉を投げかけてくる人がいて、

カズキ

そんななかでも優しく接してくれた人と一回付き合ったけど実は僕はATM要員で

カズキ

その人には他の人に恋人がいたりして

カズキ

とにかくずっと女性に対していい思い出がなかったんだ

カズキ

それでもうこれ以上傷ついたくないから最後にしようと思って

カズキ

それでマッチングしたのがカオリで

カズキ

カオリは、見た目はちょっと怖いギャルっぽい感じだけど、

カズキ

実際はすごく優しくて、包容力もあって、

カズキ

僕のことをちゃんとみていてくれて、

カズキ

それで絶対に今度こそは信じれる

カズキ

カオリこそ僕が幸せにしてあげたいと心から思えて

カズキ

それで

カオリ

もういいよー!www

カオリ

聞いててすごく恥ずかしくなってきちゃうから!w

カズキ

でも全部本当なんだよ!

カオリ

わかってるってw普段のカズキくんみてたら全部伝わってるからww

カズキ

そ、そう?w

カオリ

うん!いつもカズキくんから幸せたくさーんもらってるよ!

カズキ

よかった!

カズキ

長々とメッセージで友達の邪魔しちゃってごめんねw

カズキ

楽しんでね!

カオリ

うんありがとう!

カオリ

大好きだよ!カズキくん!

カズキ

僕も!

〜1時間後〜

ヨネオ

カオリ今日もすごく気持ちよかったよww

ヨネオ

いっつも指名してるからその分サービスしてくれたのかな?w

ヨネオ

唾液多めでいつも以上に興奮しちゃったよww

カオリ

いつもお店来てくれてありがとうヨネオさん!

カオリ

私ヨネオさんがきてくれなくなっちゃったらすごい寂しいから

カオリ

いつも最高のサービスしてるよ!ヨネオさんだけ特別だからね!

ヨネオ

え?え?俺だけ特別なの?ww

ヨネオ

困るよ〜客にはみんなに平等に接してあげないと〜ww

ヨネオ

まあ嫌ではないけどw嫌ではないけどねww

カオリ

これからも毎日来てくれるでしょ?

ヨネオ

もちろんw

ヨネオ

逆に俺が毎日カオリに会わないとやってられないわww

ヨネオ

もう一年間も通い続けてるんだぞこっちはww

ヨネオ

もうほぼこれ夫婦だろwほぼ夫婦

カオリ

ヨネオさんだけだよ?カオリのところにこんな長い期間通ってくれてるのは

ヨネオ

俺元々ピンサロしか行かない人だったんだけどさ、

ヨネオ

ある日さ、たまたま一回ソープ行ってみっかって

ヨネオ

行ってみっかって思ってさ、

ヨネオ

それで始めて入ったソープがここだったわけよ

ヨネオ

しかもその時がまさに、あなたも覚えていると思いますけどw

ヨネオ

そう、はじめて接客してくれたのがカオリでさあ

ヨネオ

その時のサービスがすごいよかったから今でも通い続けてるわけでw

ヨネオ

正直あの日俺がソープに通おうって思ってなかったら俺たちは出会ってなかったわけだよw

ヨネオ

これってさ、もうほぼ奇跡みたいな感じだよねw

ヨネオ

奇跡以外の言葉で形容し難い事実だよねこれはww

カオリ

そうだねー!ほんと神様のおかげ!

ヨネオ

そういうことでさあ、結構長い時間通ったんだし、

ヨネオ

そろそろ外であって違う関係性を築いていくっていうのもいいんじゃないかなって思い始めてるんだよね

ヨネオ

え、カオリもさあそうおもうでしょ?

ヨネオ

あんな狭い部屋だけじゃなくて普通に色々なところに出かけたいなって思い始めてるでしょ?

カオリ

だーめ

カオリ

ダメだよそとであったら

カオリ

お店のルールなんだから

カオリ

わたしとヨシオさんはここ以外であったらいけない魔法にかかってるんだよ?

カオリ

私がヨシオさんに会えるのはここで働いてるからで、この部屋だけで二人の魔法は解けるんだよ?

カオリ

だからこれからもここであってくれるよね?

ヨネオ

まあカオリがそう言うならしょうがないけどさ

ヨネオ

魔法かw魔法ねwww

ヨネオ

織姫と彦星みたいなw

ヨネオ

逆に外で好きなだけあえる奴らよりは俺たちの方がロマンティックかww

カオリ

そうだよーロマンティックだよ〜

ヨネオ

え、このあとの花火大会だけでも

ヨネオ

一緒に見ない?

カオリ

みないよ〜

〜次の日〜

カズキ

おはよう!昨日結局一人で花火大会行ってきました!

カズキ

すごい綺麗でなんだか久しぶりに物思いに耽ったなあってかんじだったよ!

カズキ

来年はカオリと二人で来れたらなっておもった!

カズキ

約束!

カオリ

おはよ〜

カオリ

そうなんだ、私も見たかったなあ〜

カオリ

私も音だけは聞こえたんだよね

カオリ

すごい大きな音でびっくりしたよ〜

カズキ

あれ?カオリの家ってそっち方面だったっけ?

カオリ

え?

カオリ

ああちがうよほら、私昨日友達の家に泊まったじゃん!

カズキ

ああそっかそうだったw

カズキ

今日は仕事休み?

カオリ

うん仕事は休みだけど夜はまた友達と予定入ってる!

カズキ

そうなんだ!

カズキ

カオリ友達が多いからいいねw

カオリ

ごめんね、寂しい思いをさせちゃってる?

カズキ

いやいや!そう言うふうに聞こえてたらごめん!

カズキ

ただ、友達が多いからもし何かあってもカオリの力になってくれる人が多そうで嬉しいっておもっただけ!

カオリ

そういうことねww

カオリ

でもいざと言うときはもちろんカズキくんがまもってくれるんでしょ?

カズキ

もちろん!

カズキ

なにがあってもカオリのことは僕が守るから!

カズキ

カオリは純粋だからすぐ悪い人に騙されちゃうかもしれないからねww

カオリ

そうだよー

カオリ

カオリ、カズキくん以外の男の人とそう言うこともしたことないくらい純粋なんだからあぶないよ〜?

カズキ

こら!自分も気をつけなさい!

カオリ

はーい、ごめんなさーいww

カオリ

私からすればカズキくんの方が純粋すぎるから心配だよ〜ww

カズキ

えー?そうかな〜?

カズキ

じゃあ僕のことはカオリが守ってくださーいww

カオリ

うん!なにがあっても絶対に私がカズキくんのこと守るから!

カズキ

ありがとうw

カオリ

大好きだよ!カズキくん!

カズキ

うん!おれもだよ!

〜夜〜

カオリ

ヨネオさん今日は何時くらいにきてくれるのかな?

カオリ

はやくヨネオさんと会いたくてカオリうずうずしてまーす!

カオリ

今日は昨日よりもっとすごいサービスしちゃうかもしれないよ?

カオリ

カオリもたくさん唾出せるように潤してまってるね?

カオリ

はやくきてよー!

カズキ

カオリ?

カズキ

なにこれ

カオリ

カズキくん?

カオリ

ちょっとまって

カオリ

やだ

カズキ

カオリ?

カズキ

いまのなに?

カズキ

なんだよこれ

カズキ

ヨネオってだれ?

カズキ

昨日よりってなんのこと?

カズキ

どう言うことなのかちゃんと説明してよ!

カズキ

カオリ?

〜数時間後〜

カオリ

カズキくん

カズキ

カオリ!

カズキ

なにがあったの?

カズキ

ねえ、あのメッセージは何?もしかして俺に隠してることあるの?

カオリ

ごめんなさい!

カズキ

え?

カオリ

私実はカズキくんには事務員のしごとをしてるっていってたけど嘘なの

カオリ

実は風俗でソープ嬢として働いてるの?

カズキ

へ?

カズキ

ちょっとまってよ

カズキ

なんだよそれ

カズキ

だって、カオリ俺としかそう言うことしたことないって

カオリ

ごめん、実は嘘なの

カオリ

もう4年は風俗で働いてるの

カズキ

騙してたんだ

カズキ

ずっと僕を騙してたんだね

カズキ

酷いよ

カズキ

まただ

カズキ

結局またみんな僕をこうやって裏切るんだ

カズキ

本当に好きだったのに

カオリ

ちがうの!聞いて!

カオリ

カズキくんのことが好きなのは本当だよ!

カオリ

大好きなの!今までこんな気持ちになったことないぐらい!

カオリ

最初マッチングアプリを始めたのはお店の集客のためだったけど、

カオリ

そのなかでカズキくんとメッセージしてる間に

カオリ

ほんとうにカズキくんのことが気になってきて

カオリ

それで純粋な子が好きだって言ってたから風俗嬢だってバレたくなくて、

カオリ

それで咄嗟に嘘をついちゃったの

カオリ

いつかバラそうって思ってたんだけど

カオリ

なかなか言い出せなくて

カオリ

それで結局今までだまってることになっちゃって

カズキ

そうだったんだ

カズキ

あのヨネオって言う人は

カオリ

その人はただの常連さんで本当にただお店の店員としてそう言うサービスをしてるだけなの!

カオリ

気持ちとかは本当にないし私が本当に愛してる人はカズキくんだけなんだよ!

カズキ

ごめん、もしそれが本当でも、

カズキ

たとえ仕事だとしてもああ言うラインを他の人に送ってるカオリなんて見たくなくて

カズキ

もちろん仕事として頑張っているのは理解するけど

カズキ

ごめん

カズキ

ぼくはちょっと我慢できないかもしれない

カズキ

本当に好きだったよカオリ

カズキ

短い間だったけどありがとう

カオリ

まって!

カオリ

いやだ!私別れたくない!

カオリ

お願い私を捨てないで!

カズキ

ごめんね、僕が悪いんだ

カズキ

僕が君の職業を理解できないから

カズキ

それに最初から嘘をつかれていたって言うのがショックすぎて

カズキ

本当にごめん

カズキ

僕以外に君の職業を理解した上で愛してくれる人がいると思うから

カズキ

別れよう

カズキ

さよなら、ごめんね

カオリ

ちょっとまって!

カオリ

ごめんね!私何度も謝るから!

カオリ

お金だってあげるよ?実はたくさん稼いでるから好きなもの買ってあげられるよ?

カオリ

風俗もやめる!違う仕事始めるからおねがい!私を許して!

カオリ

お願い私を捨てないで!

カズキ

ごめん

カズキ

ばいばい

カオリ

ちょっとまって!

カオリ

おねがい!

カオリ

カズキくん!

カオリ

ねえカズキくん!

〜ヨネオのチャットルーム〜

ヨネオ

カオリちゃん今日も良かったよ〜ww

ヨネオ

やっぱり俺ら相性抜群じゃ〜んw

カオリ

うるせえハゲ!くたばれ!

ヨネオ

ええ!?

〜後日談〜

カズキ

その後僕は彼女のラインをブロックし完全に関係を経ちました

カズキ

今まで二人で撮った思い出の写真を、一枚ずつ消しているときは本当に胸が苦しかったですが、

カズキ

それでも裏切られた自分の心をこれ以上傷つけないためにも別れる判断をして正解だったと思います

カズキ

その後、カオリが本当にお店をやめたのかどうかはわかりませんが、

カズキ

彼女は根はとても優しい子で純粋なことを知っているので、

カズキ

幸せに生きていてくれたらいいなと思います

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