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紗良
ご飯を食べ終えて 自分の部屋に戻ってきた紗良は、 水元(イノシシ)からのLINEを開いた。
水元
紗良
紗良
何だかおかしくなってしまった。
この人は、 素っ気ない返事ばかり来ても
15時半におやすみなさいと LINEを切られても
私と連絡を取りたいと 思ってくれているのだろうか。
紗良
紗良
前回不自然にLINEを切ったことに 罪悪感を覚えていたが、 何事もなかったかのように返した。
紗良
自分に好意を寄せてくれているのが 純粋に嬉しかった。
……嬉しかったが、怖かった。
紗良
正博の時も、 向こうから好意を寄せてくれていた。
中学が同じでお互いバレー部だった。
告白された時には部活も引退して 受験モードに入っていたが
「彼氏」という存在に憧れていたし 勉強の息抜きになるかと思い 付き合うことにした。
最初は全然好きじゃなかったし 友達としか思えなかったが
たまたま同じ高校に進学して 一緒に過ごす時間が増えてから 大好きになった。
紗良
紗良
水元(イノシシ)からの通知の中に ある人物からのLINEが紛れていた。
正博との過去を振り返る時に 必ず思い出す人物。
紗良
まーりん
この子がいなければ、 私はまだ正博と続いてたのかな…
紗良はモヤモヤしながら まーりんに返信した。