つかあま

始まります︎︎🙄

ばっ、ととびついて来たのは俺の弟であるつかさ

少し羞恥心はあるものの最愛の弟に抱きつかれ、思わず顔がほころんでしまう

今日はいつにも増して上機嫌な様だ

何か特別な事があったかカレンダーに目を向ける

つかさは俺と違って物忘れなんかしないから

やさしいなぁ、つかさは。俺が忘れてることを教えてくれようとしてるんだ

ふふん！と自慢げにポッキーを見せてくるつかさ

…あぁ、やっぱりつかさはやさしいな

袋から1本のポッキーを取り出しその片方の先端をつかさがくわえ、言う

反対側をあまね咥えて、と

よく分からないけれど、つかさがしてって言うことをしないわけが無い

カリカリッ、とつかさがポッキーを食べ始める

……俺が反対側を咥えたまんまで

このままじゃ

近い、

ガッ、頭に鈍い衝撃が走る 、殴られたのかな

つかさは親切心で俺に教えてくれようとしてるだけなのに俺は勝手に抵抗して

馬鹿、アホ、ごめんねつかさ、

口と口がくっつくかくっつかないかの所で、つかさはくふふっと笑う

くちゅ、れろ…、ぴちゃ、

耳元で、水音が響く

「あの」目で、つかさが笑う

。。

拒否権なんて、俺には無い

ガリ゛ッ゛

顔、動かしちゃだめだ、つかさの口に怪我させちゃうかもしれない

俺はみっともなく、喘ぐ事しか出来ない

つー…、と赤い液の混じった糸がつかさの唇から零れ出る

ごめんねつかさ、ちゃんとポッキー食べれなくて

せっかく教えてくれたのに、苦しいって思っちゃって

屈ったの無い表情で笑うつかさ

…あぁ、俺は心底理解力が無い、、

ダメなお兄ちゃんでごめんね

嘘、ほんとはなんも分かってない

次の言葉が思いつかないからこれで終わり😱