草原久澄side
~かもめ学園旧校舎女子トイレ~
夕日が差し込む放課後の女子トイレ。
花子さんに後ろから顎を上げられて、
鼻先が触れそうな距離になった。
時が止まったように静まり返る。
草原久澄
八尋寧々
花子くん
と、寧々ちゃんが 花子さんを押し退けた。
すっ飛ぶ花子さんから庇うように
動けなくなっていた私を 抱きしめる。
八尋寧々
八尋寧々
花子くん
花子くん
八尋寧々
八尋寧々
草原久澄
俯く私を心配してくれる寧々ちゃん。
ありがたい。ありがたいんだけど、
今は顔は見ないでほしい。
だって、
草原久澄
だって、きっとリンゴみたいに 真っ赤だろうから。
しばらく言い合いをする 花子さんと寧々ちゃん。
顔の熱が引いてきたのを感じて、
2人の止めに入った。
草原久澄
八尋寧々
草原久澄
花子くん
草原久澄
花子くん
八尋寧々
花子くん
草原久澄
八尋寧々
飛びつく花子くんを 剥がそうとする私。
花子くんの背中を 引っ張る寧々ちゃん。
気にせず私の首に 腕を絡める花子くん。
こんなくだらない事が 日常になりつつあるけど、
それもそれで良いのかもと、
思わずにはいられなかった。
コメント
4件
んんわわわ日常も尊い😫💞 りんごみたいに赤いって照れてるって事だよね?! 照れ顔写真ください…ッッ!!🙈🫶🏻 急な花子くん呼びはもう私までキュンとしますよ‼️ 続き待ってます!!