板野先生
帰るか。
ゆう
………。
ゆう
(2回目だ。)
板野先生
どうぞ、上がんな。
ゆう
は、はぃ…。
板野先生
カバン、玄関に置いといて。
板野先生
こっち。
ゆう
(え……もう……??)
板野先生
さぁ、早速。
ゆう
せ、先生…!!
板野先生
………。
ゆう
先生!!
板野先生
………。
ゆう
(くそっ。聞いてない…。)
ゆう
(よし、こうなったら…。)
ゆう
先生!!
板野先生
ごめん。無我夢中で…。
ゆう
俺…。
板野先生
何??
ゆう
まだ心の準備とか出来てなくて…。
ゆう
そんな、いきなりやるとは…///
板野先生
ふーん…
板野先生
可愛いこと言うんだね。
ゆう
(いやっ…本心なんだけど…💦)
板野先生
いいよ。落ち着くまで待ってるよ。
ゆう
……///
ゆう
(心臓の音:ﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸ)
待ってる間、先生はゆうを優しく包み込むようにハグした
ゆう
(落ち着かねぇよ……。)
ゆう
(でも、あくもこうやって落ち着くように待っててくれたっけ…。)
板野先生
どう？落ち着いた。
ゆう
はい。だいぶ。
ゆう
先生。
板野先生
ゆう。
ゆう
はい？
板野先生
ここでは先生呼ばわりはなし。いい？
ゆう
じゃあ何て…??
板野先生
名前がいいなぁ♪
ゆう
(えぇ…💦)
板野先生
あくばっかり名前で呼ばれてずるいんだもん…💧
ゆう
分かりましたよ…💦
ゆう
(先生の名前…。)
ゆう
(確かひろき…。)
ゆう
ひろき………さん…??///
板野先生
さん、付けなくていいよ。
ゆう
でも、一応年上ですし…///
ゆう
(しかも予想以上に名前呼びは恥ずかしいな…///)
板野先生
じゃあ、今まで学校で俺を避けてきた事、さん付けなしで名前呼んでくれたら許してあげる。
ゆう
ずるいです…///
板野先生
そんな事ない。
ゆう
分かりましたよぉ…///
ゆう
ひろき……///
ひろき
うん。
ひろき
ずっと名前で呼んで…。
ゆう
……///
ゆう
んっ……///
ひろき
んんっ……///
ひろき
俺がゆうの初体験の相手やりたかったのに、あくの奴め…。
ゆう
でも、犯されたのは先生の体なので…。
ひろき
あ、先生って呼んだ。
ゆう
あっ。
ひろき
天然さんだね。かわいい…///
ひろき
そろそろ、入れていい??
ゆう
はい…///
ひろき
じゃ、遠慮なくっ…///
ゆう
き……つい…///
ひろき
ごめん……我慢して……///
ゆう
んぁっ……。///
ひろき
動くよっ……///
ゆう
うぁぁ……ひろっ……き…///
ひろき
あっ…うぅぅ……///
ゆう
んんっ……あぁぁ………///
ひろき
あぁ……イきそっ……///
ひろき
うぅっ……///
ひろき
はぁ……。はぁ……。
ゆう
………。
ひろき
ごめん、かかった??
ゆう
はい…。
ひろき
お風呂、使っていいよ。
そして、ゆうがお風呂から出る頃には夜の７時になっていた
ひろき
さっぱりした??
ゆう
はい。
ひろき
夜遅いし、夜ご飯食べて行きな。
ひろき
明日が休日なら泊めても良かったけど、明日は平日だし流石に無理だな…。
ひろき
帰りは俺が送っていくよ。
ゆう
………。
ひろき
あと、伝えたい事が。
ゆう
なんですか??
ひろき
多重人格者についてなんだけど。
ひろき
俺の場合は二重人格。
ひろき
多い人では1つの体に10以上の人格が入ってる場合もあるらしいんだけどね。
ひろき
人格１つ１つは当たり前だけど個性や性格がバラバラ。
ひろき
だけど、多重人格者にはその人の中の人格全てに１つだけ共通点がある。例えば、人格みんなが犬好きとか、珍しい左利きとか。
ゆう
えっ……と…??
ひろき
簡単に言うとね、俺とあくの人格は個性も性格も全然違う。だけど、１つだけ共通点がある。
ゆう
どんな共通点なんです??
ひろき
同性愛者ってとこかな??
ゆう
…………。
ゆう
(え…??)
ひろき
あれ、あくも言ってなかった??自分が同性愛者って。
ゆう
いや、言ってましたけど…。
ひろき
それが俺達の共通点。
ゆう
そうなんですか……。
ひろき
当たり前じゃん。じゃなかったら男なんて抱かないって。
ゆう
ですよね……。
ゆう
せんせ…。
ひろき
ひろき。
ゆう
あ、ひろき。
ゆう
ひろきは俺の事、好き…ですか??
ひろき
うん。ゆうに告白までされたら好きになるよ。
ひろき
俺、ゆうに名前で呼ばれたくて嫉妬するくらいだし。
ゆう
(あぁ、確かにそうだったな…。あくが名前で呼ばれてんのにってね。)
ひろき
夕飯食べたら帰りな。送るから。
ゆう
……。
ゆう
嫌だ。
ひろき
え？
ゆう
俺、ひろきと話したくて、でも自分からずっと避けてて、ずっと辛かった。
ゆう
だから、その辛かった時間分、一緒にいて欲しい……です…///
ひろき
………。
ひろき
(くっそ。こんな可愛いこと言われてそのまま手放せるかよ…///)
ひろき
し、仕方ないなぁ…///
ゆう
(照れてる先生もかわいい。///)
ゆう
(先生って呼ばせてもらえないのは少し悲しいかな…。)
ゆう
(だから心の中では先生って呼ぼう。)
ゆう
(先生。)
ゆう
大好きです。
あく
おい、ゆう。
ゆう
何？
あく
そろそろ正直に言えよ。
ゆう
何を？
あく
俺とくそ教師。どっちが好きかをよ。
ゆう
えぇ…💦
ゆう
あく……かな？
あく
何でだ？
ゆう
友達みたいに話せるじゃん。
ゆう
(本当は選べるわけないじゃん…。どっちも大好きだもん。)
あく
やめといた方がいいぜ。俺は男を選ばねぇからな。
ゆう
どういうこと??
あく
俺は俺が気に入った奴を力ずくで犯すだけだ。
ゆう
うわー…。
あく
(あれ、反応薄くないか…??)
あく
経験人数35人だ。みんな男。
あく
夜な夜な街に出て誘ってた。
ゆう
とことんクズ!!最低!!大嫌い!!
あく
………。
あく
(まじで可愛い。もっと俺に暴言吐いて。)
ゆう
ごめん、さっきは言いすぎた…。
あく
あ？別に気にしてねーし。
ゆう
なんか顔赤くない？
あく
そんなことねーし。
あく
(わざわざ謝りに来るとか可愛すぎだろ。)
ゆう
熱??何か良くなる食べ物…。
ゆう
おかゆ…かな？作ってあげる！
あく
別にいらねーし。
あく
(手料理食べたすぎる…。)
ゆう
せっかく作ってあげようとしたのに、いらないなら作ってあげない。
あく
えっ………。
あく
ゆう。
ゆう
ん、何？
あく
あのさぁ…。
ゆう
？？？
あく
ゆうの作ったおかゆ、食いたい…。
ゆう
えっ……。
ゆう
あっ、うん。いいよ。
あく
よしっ……。
ゆう
よし??
あく
あぁっ、なんでもない。
あく
早く…作れよ…。
ゆう
あっ、そうだね。待ってて。
あく
(楽しみ…。)
俺と先生終わりです。なんか、書くのが難しかった…。
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